動物性食品を食べると病気になる
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たとえば米にもたんぱく質は結構含まれているのですが、所詮は吸収効率の悪い植物性たんぱく質であり、
特に必須アミノ酸に関しては大変バランスが悪いのです。
栄養学でいう「アミノ酸スコア」は、白米が「65」、玄米でも「68」程度しかありません。
対策としては、リジンやトリプトファンを何らかの動物性食品で補えば簡単に解決するのですが、
それをしない場合、大豆製品に頼らざるを得ないことになります。
しかし、必須アミノ酸を大豆製品で補うにしても、ヒスチジンやアラニンといった部分が不足する傾向があり、
それらを満足させるほどに大量に摂り込むとなると、今度は他が摂り過ぎになるというジレンマもあって、
なかなか難しいのです。
ところがこの問題は、僅かでも肉類や魚介類、卵を摂取することで、たちどころに改善できることがわかっています。
これは近代栄養学の素晴らしい成果なので、やはり動物性食品を忌避せず大いに活用すべきでしょう。
特に必須アミノ酸に関しては大変バランスが悪いのです。
栄養学でいう「アミノ酸スコア」は、白米が「65」、玄米でも「68」程度しかありません。
対策としては、リジンやトリプトファンを何らかの動物性食品で補えば簡単に解決するのですが、
それをしない場合、大豆製品に頼らざるを得ないことになります。
しかし、必須アミノ酸を大豆製品で補うにしても、ヒスチジンやアラニンといった部分が不足する傾向があり、
それらを満足させるほどに大量に摂り込むとなると、今度は他が摂り過ぎになるというジレンマもあって、
なかなか難しいのです。
ところがこの問題は、僅かでも肉類や魚介類、卵を摂取することで、たちどころに改善できることがわかっています。
これは近代栄養学の素晴らしい成果なので、やはり動物性食品を忌避せず大いに活用すべきでしょう。
卵はコレステロールと脂質が多すぎるから云々。
最近、食事のコレステロールと体内の量は関係がないという発表があったばかり。
脂質一つにしても最近では、短鎖、中鎖、長鎖、不飽和、ω〇〇系と多岐にわたり、それぞれ働きが異なり、バランスが重要な事がわかってる。
それらを見てないんだろうか?
最近、食事のコレステロールと体内の量は関係がないという発表があったばかり。
脂質一つにしても最近では、短鎖、中鎖、長鎖、不飽和、ω〇〇系と多岐にわたり、それぞれ働きが異なり、バランスが重要な事がわかってる。
それらを見てないんだろうか?
たんぱく質とは、私たちの生命を維持するために不可欠なものです。
たんぱく質を構成しているのは、わずか20種類のアミノ酸です。たんぱく質の種類によって、そのアミノ酸の量や配列(並び順)、
集合体の大きさや形が異なります。
「良質なたんぱく質」というのは、アミノ酸がバランス良く含まれているたんぱく質のことです。
アミノ酸の含有バランス(アミノ酸スコアといいます)が良いものは、生体内での利用効率が良く、余分な老廃物となるものが少ないので、
「良質なたんぱく質」と呼ばれます。
良質なたんぱく質を含む食品は、肉類、魚介類、牛乳・乳製品、卵類や大豆・大豆製品などであり、豆類以外はほとんどが動物性食品です。
植物性食品である穀類や野菜類にもたんぱく質は含まれますが、例えば重要なアミノ酸が少ないなど、アミノ酸のバランスがよくありません。
このような場合、たんぱく質の利用効率はそのアミノ酸の量に合わせて下がってしまいます。
高齢期になると動物性食品由来のたんぱく質は、「脂っこい」、「固い」、「調理が面倒」などの理由で敬遠されがちです。
植物性食品からもたんぱく質が摂れるからいいのでは? と思われるかもしれませんが、利用効率が悪く、必要量を満たすことができません。
さらに最近では、植物性食品に由来するたんぱく質と動物性食品に由来するたんぱく質を比べた場合、アミノ酸の含有バランスだけでなく、
生体に対する機能の点でも違いがあることがわかってきました。
たんぱく質を構成しているのは、わずか20種類のアミノ酸です。たんぱく質の種類によって、そのアミノ酸の量や配列(並び順)、
集合体の大きさや形が異なります。
「良質なたんぱく質」というのは、アミノ酸がバランス良く含まれているたんぱく質のことです。
アミノ酸の含有バランス(アミノ酸スコアといいます)が良いものは、生体内での利用効率が良く、余分な老廃物となるものが少ないので、
「良質なたんぱく質」と呼ばれます。
良質なたんぱく質を含む食品は、肉類、魚介類、牛乳・乳製品、卵類や大豆・大豆製品などであり、豆類以外はほとんどが動物性食品です。
植物性食品である穀類や野菜類にもたんぱく質は含まれますが、例えば重要なアミノ酸が少ないなど、アミノ酸のバランスがよくありません。
このような場合、たんぱく質の利用効率はそのアミノ酸の量に合わせて下がってしまいます。
高齢期になると動物性食品由来のたんぱく質は、「脂っこい」、「固い」、「調理が面倒」などの理由で敬遠されがちです。
植物性食品からもたんぱく質が摂れるからいいのでは? と思われるかもしれませんが、利用効率が悪く、必要量を満たすことができません。
さらに最近では、植物性食品に由来するたんぱく質と動物性食品に由来するたんぱく質を比べた場合、アミノ酸の含有バランスだけでなく、
生体に対する機能の点でも違いがあることがわかってきました。
ここで「プロリン」というアミノ酸についてのNILS-LSAの研究をご紹介します。
プロリンは動物性食品と植物性食品の両方に含まれているアミノ酸ですが、その摂取量が、知的な能力にどのような影響を及ぼしているか調べました。
知的な能力のうち、どれくらい知識を持っているか、知識を蓄えることができるかという「知識力」得点の10年間の変化に着目しました。
図をご覧ください。
40代から60代では、動物性食品由来のプロリンをより多く摂取している人(多摂取群)は、摂取が少ない人(少摂取群)と比べて、
「知識力」の得点がより上昇しています。
一方、ここには示していませんが、植物性食品由来のプロリンの摂取量と「知識」得点には関連がありませんでした。
このことから、プロリンの中でも、特に動物性食品由来のプロリンが、知的な能力に望ましい影響を与えていたと考えられます。
プロリンは動物性食品と植物性食品の両方に含まれているアミノ酸ですが、その摂取量が、知的な能力にどのような影響を及ぼしているか調べました。
知的な能力のうち、どれくらい知識を持っているか、知識を蓄えることができるかという「知識力」得点の10年間の変化に着目しました。
図をご覧ください。
40代から60代では、動物性食品由来のプロリンをより多く摂取している人(多摂取群)は、摂取が少ない人(少摂取群)と比べて、
「知識力」の得点がより上昇しています。
一方、ここには示していませんが、植物性食品由来のプロリンの摂取量と「知識」得点には関連がありませんでした。
このことから、プロリンの中でも、特に動物性食品由来のプロリンが、知的な能力に望ましい影響を与えていたと考えられます。
プロリンという同じアミノ酸なのに、どうして影響が異なるのでしょうか?
それにはペプチド(アミノ酸が数個結合したもの)が関わっていると考えられます。
つまり、動物性由来のプロリンと植物性由来のプロリンでは、アミノ酸の配列(並び順)が違うためです。
最近では、牛乳や魚に含まれる動物性のたんぱく質を酵素で分解したものから、血圧や血糖値を下げる作用をもつペプチドが見つかっています。
このように、同じアミノ酸を含んでいても、動物性食品由来か植物性食品由来かで異なる機能を持っていることがありますので、
いろいろな食品をバランス良く食べることが大切です。
「地域在住中高年者のプロリン摂取量が知能に及ぼす影響に関する長期縦断疫学研究」 日本未病システム学会雑誌、20 (1)、99-104、2014.
それにはペプチド(アミノ酸が数個結合したもの)が関わっていると考えられます。
つまり、動物性由来のプロリンと植物性由来のプロリンでは、アミノ酸の配列(並び順)が違うためです。
最近では、牛乳や魚に含まれる動物性のたんぱく質を酵素で分解したものから、血圧や血糖値を下げる作用をもつペプチドが見つかっています。
このように、同じアミノ酸を含んでいても、動物性食品由来か植物性食品由来かで異なる機能を持っていることがありますので、
いろいろな食品をバランス良く食べることが大切です。
「地域在住中高年者のプロリン摂取量が知能に及ぼす影響に関する長期縦断疫学研究」 日本未病システム学会雑誌、20 (1)、99-104、2014.
菜食はビタミンB12不足になるぞ。レバー食え。
毎朝卵食べるようになってから体調良くないな
フードファディズム
【皮肉】「ガンを食事で治す」と謳っていたヴィーガンのYoutuberがガンで亡くなる
●「ガンを消す食事」を紹介していたYoutuber
Amazonで「ガン」に関わる書籍を見ると、上に来るのは「ガンを消す食事」などといった本が多く目立つ。
中には本当に寛解するものもあるかもしれないが、ほとんどが意味のないものと見ていいだろう。
患者や家族が死を恐れるのは当然のことだ。
しかし、苦しみにつけ込んで儲けようとすることは断じて許されるべきではない。
そんな中、「ガンを治す」と謳ってヴィーガン(絶対菜食主義)の食事を紹介するYoutuberが、ガンで亡くなってしまったという事例が、
ついに現れてしまったのである。
このYoutubeチャンネルの名前は、「リズ&マリー」。
マリー・ロペスは末期のがんを患いながら、姪のリズ・ジョンソンと共に自然派食事療法を紹介していた。
マリーは過去に乳ガンを患っていたというが、肉や動物性油脂、砂糖を一切摂らないことで3ヶ月で完治したとして注目を集めていた。
手作りのジュースを紹介したり、インタビュー動画を載せることで、二人のYoutubeチャンネルは1万人以上のファンを抱えていたという。
●「ガンを消す食事」を紹介していたYoutuber
Amazonで「ガン」に関わる書籍を見ると、上に来るのは「ガンを消す食事」などといった本が多く目立つ。
中には本当に寛解するものもあるかもしれないが、ほとんどが意味のないものと見ていいだろう。
患者や家族が死を恐れるのは当然のことだ。
しかし、苦しみにつけ込んで儲けようとすることは断じて許されるべきではない。
そんな中、「ガンを治す」と謳ってヴィーガン(絶対菜食主義)の食事を紹介するYoutuberが、ガンで亡くなってしまったという事例が、
ついに現れてしまったのである。
このYoutubeチャンネルの名前は、「リズ&マリー」。
マリー・ロペスは末期のがんを患いながら、姪のリズ・ジョンソンと共に自然派食事療法を紹介していた。
マリーは過去に乳ガンを患っていたというが、肉や動物性油脂、砂糖を一切摂らないことで3ヶ月で完治したとして注目を集めていた。
手作りのジュースを紹介したり、インタビュー動画を載せることで、二人のYoutubeチャンネルは1万人以上のファンを抱えていたという。
●がんの再発
そんな中、マリーは2016年12月に肺と骨にガンが再発してしまったのである。
それからもリズと共に生の野菜をつかった食事療法を続けていたようだが、症状は一向に良くならず悪化の一途をたどっていたという。
この状況を受けマリーは「今までの動画を全部消してほしい」と頼んだようだが、リズはこれを拒否。
そして、末期だと診断された2017年9月、マリーはそれまで拒んでいた放射線治療や化学療法を選択したのである。
しかし3か月後の12月、懸命な治療もむなしく、マリーはこの世を去ってしまった。
マリーが他界してしばらくたった先日。
新たに投稿された動画で語られたリズの言葉が、巷で大きな物議を醸している。
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私の叔母が亡くなったのは、ヴィーガンをやめて放射線治療や化学療法を選んだからです。
私はこれからも、このYoutubeチャンネルでヴィーガン食のメリットを伝え続けます。
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この声明を公開すると、すぐさま動画のコメント欄には批難する声が入り乱れた。
それによりリズはコメント機能を一時的に停止し、ネガティブなコメントをシャットアウトしているという。
そんな中、マリーは2016年12月に肺と骨にガンが再発してしまったのである。
それからもリズと共に生の野菜をつかった食事療法を続けていたようだが、症状は一向に良くならず悪化の一途をたどっていたという。
この状況を受けマリーは「今までの動画を全部消してほしい」と頼んだようだが、リズはこれを拒否。
そして、末期だと診断された2017年9月、マリーはそれまで拒んでいた放射線治療や化学療法を選択したのである。
しかし3か月後の12月、懸命な治療もむなしく、マリーはこの世を去ってしまった。
マリーが他界してしばらくたった先日。
新たに投稿された動画で語られたリズの言葉が、巷で大きな物議を醸している。
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私の叔母が亡くなったのは、ヴィーガンをやめて放射線治療や化学療法を選んだからです。
私はこれからも、このYoutubeチャンネルでヴィーガン食のメリットを伝え続けます。
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この声明を公開すると、すぐさま動画のコメント欄には批難する声が入り乱れた。
それによりリズはコメント機能を一時的に停止し、ネガティブなコメントをシャットアウトしているという。
英国栄養士協会の腫瘍専門栄養士のレベッカ・マクマナモン氏は、地元メディアに対してこのように語っている。
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ガン診断後の自然療法はお勧めできません。
健康になる食生活がガンを治す、ということに科学的根拠はないからです。
人々は様々な理由でヴィーガン食をえらぶことでしょう。
それでも、栄養士は治療を通して患者さんをサポートします。
しかし、ガンそのものの治療や手術の経過で、回復のために多くのタンパク質を必要とする場合があります。
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世の中に多く溢れている食事療法の数々。
それが本当に有効なのかは医学的に証明されていない。
それだけに、今回起こったマリーの死はヴィーガンの間で大きな衝撃が走っている。
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ガン診断後の自然療法はお勧めできません。
健康になる食生活がガンを治す、ということに科学的根拠はないからです。
人々は様々な理由でヴィーガン食をえらぶことでしょう。
それでも、栄養士は治療を通して患者さんをサポートします。
しかし、ガンそのものの治療や手術の経過で、回復のために多くのタンパク質を必要とする場合があります。
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世の中に多く溢れている食事療法の数々。
それが本当に有効なのかは医学的に証明されていない。
それだけに、今回起こったマリーの死はヴィーガンの間で大きな衝撃が走っている。
スーパーで売られてるような安い粗悪品がだめなだけ
特に加工食品、これは癌の元
特に加工食品、これは癌の元
俺は成長ホルモン分泌を促すアルギニンを重視している。
>>12
アミノ酸はバランスが命。
アミノ酸バランスが悪いと、単にたんぱく質を十分に生成できないだけでなく、
左図でいえば「桶からこぼれた」(たんぱく質生成に使われなかった)アミノ酸が
老廃物となって身体に負担をかける。
これは特に腎臓に問題のある人にとっては死活問題となる。
また、現実問題として、>>10が指摘しているように、アミノ酸バランスの悪い植物性食品同士を組み合わせたところで、
アミノ酸バランスを100に近づけることは困難であり、むしろ逆にバランスの偏りを拡大してしまう恐れもある。
それならば、最初からアミノ酸バランスが100に近い動物性食品を摂る方がよっぽど効率的で、
なおかつ腎臓に余分な負担をけないので安全である。
アミノ酸はバランスが命。
アミノ酸バランスが悪いと、単にたんぱく質を十分に生成できないだけでなく、
左図でいえば「桶からこぼれた」(たんぱく質生成に使われなかった)アミノ酸が
老廃物となって身体に負担をかける。
これは特に腎臓に問題のある人にとっては死活問題となる。
また、現実問題として、>>10が指摘しているように、アミノ酸バランスの悪い植物性食品同士を組み合わせたところで、
アミノ酸バランスを100に近づけることは困難であり、むしろ逆にバランスの偏りを拡大してしまう恐れもある。
それならば、最初からアミノ酸バランスが100に近い動物性食品を摂る方がよっぽど効率的で、
なおかつ腎臓に余分な負担をけないので安全である。
実は、医師の中にも「肉は体によくない」と信じて疑わない人がいます。
ある健康番組に出演している有名な医師も、そうした考えをお持ちだったようです。
その医師が、姫野先生にこんな話をされました。
「牛は草しか食べていないのに、あんなに大きな体に成長するでしょう。植物の力はすごいのです。
我々人間だって、野菜さえ食べていればいいんじゃないでしょうか。肉なんて食べる必要はないと思います」
姫野先生は、雑食性である人問と、草食動物である牛とを同じように議論していることにあきれはててしまいました。
そして、同じ医師として恥ずかしく感じると同時に、この先生とは科学的な語ができないなと感じたそうです。
確かに、牛は草しか食べないのにもかかわらず、大きな体に成長します。
牛乳を大量につくることもできますし、その体には霜降りの脂が乗った良質の肉がつきます。
しかしそれは、牛には人問とはまったく異なる消化吸収のメカニズムがあるからなのです。
ある健康番組に出演している有名な医師も、そうした考えをお持ちだったようです。
その医師が、姫野先生にこんな話をされました。
「牛は草しか食べていないのに、あんなに大きな体に成長するでしょう。植物の力はすごいのです。
我々人間だって、野菜さえ食べていればいいんじゃないでしょうか。肉なんて食べる必要はないと思います」
姫野先生は、雑食性である人問と、草食動物である牛とを同じように議論していることにあきれはててしまいました。
そして、同じ医師として恥ずかしく感じると同時に、この先生とは科学的な語ができないなと感じたそうです。
確かに、牛は草しか食べないのにもかかわらず、大きな体に成長します。
牛乳を大量につくることもできますし、その体には霜降りの脂が乗った良質の肉がつきます。
しかしそれは、牛には人問とはまったく異なる消化吸収のメカニズムがあるからなのです。
牛が4つの胃を持っていることはご存じですね。
第1の胃は、焼肉屋さんではミノと呼ばれるものです。ここには大量の微生物が住んでいます。
牛が飲み込んだ草は、第1の胃で大量の微生物のエサとなり、微生物の働きで発酵させられます。
この過程で、胃の中に脂肪酸やタンパク質が大量につくられるのです。
牛は反すう動物なので、一度飲み込んだ食材を再び口に戻し、よく噛んでから再び飲み込みます。
ここで、草と微生物と一緒に、微生物によってつくられた脂肪酸やタンパク質をも再度口に戻し、飲み込んでいるのです。
つまり、牛は草しか食べていませんが、結果的には動物性タンパク質も脂肪も食べていることになるのです。
ですから、特殊な4つの胃を持つ牛と、大量の強い酸である胃酸が分泌されていて、
微生物など住みようがない胃を持つ人間とでは、根本的に違いがあります。
牛と人間に必要な栄養素が、同じはずがありません。
第1の胃は、焼肉屋さんではミノと呼ばれるものです。ここには大量の微生物が住んでいます。
牛が飲み込んだ草は、第1の胃で大量の微生物のエサとなり、微生物の働きで発酵させられます。
この過程で、胃の中に脂肪酸やタンパク質が大量につくられるのです。
牛は反すう動物なので、一度飲み込んだ食材を再び口に戻し、よく噛んでから再び飲み込みます。
ここで、草と微生物と一緒に、微生物によってつくられた脂肪酸やタンパク質をも再度口に戻し、飲み込んでいるのです。
つまり、牛は草しか食べていませんが、結果的には動物性タンパク質も脂肪も食べていることになるのです。
ですから、特殊な4つの胃を持つ牛と、大量の強い酸である胃酸が分泌されていて、
微生物など住みようがない胃を持つ人間とでは、根本的に違いがあります。
牛と人間に必要な栄養素が、同じはずがありません。
米と野菜、漬物、味噌、豆腐などが中心の低栄養時代の日本人は「人生50年」の短命国民でした。
今からわずか40数年前の1972年には、日本には100歳以上の人はたった405人しかいませんでした。
その食生活を東京都が調査したら、菜食者はゼロ。
全員が、肉、卵、乳製品などの動物性タンパク質を、ふつうの高齢者よりたっぷり食べていました。
その後、適度に欧米化して動物性食品を摂る食生活が普及したおかげで、今、100歳以上の日本人は5万人を超えています。
コレステロール値は250〜280ぐらいの高めの人の方が、がん、脳梗塞、ウツやボケが少なく長生きです。
今からわずか40数年前の1972年には、日本には100歳以上の人はたった405人しかいませんでした。
その食生活を東京都が調査したら、菜食者はゼロ。
全員が、肉、卵、乳製品などの動物性タンパク質を、ふつうの高齢者よりたっぷり食べていました。
その後、適度に欧米化して動物性食品を摂る食生活が普及したおかげで、今、100歳以上の日本人は5万人を超えています。
コレステロール値は250〜280ぐらいの高めの人の方が、がん、脳梗塞、ウツやボケが少なく長生きです。
[YouTubeで再生]
個人がヴィーガン(絶対菜食主義)であることは自由だが、それを他者に強要するのはよくない。
ヴィーガンを風刺する反撃動画が注目を集めている。
●絶対肉食主義者が野菜を食べる人を説教する。
動画を見ればどういうことなのかすぐに分かるだろう。
肉だけを食べて生きている男性が「野菜を食べるな」と説いてまわり、「一緒に肉を食べよう」と勧誘する。
しまいには「植物を狭いところで育てるのは虐待だ」と言い始め、付き合っていくには非常にやっかいな相手という印象を受ける。
これはまさにヴィーガンが普段、一般人に対してしていることだ。
個人がどのような思想をもち、どのような行動をとるかは自由なのになぜかヴィーガンは乱暴に思想を強制しようとする。
これはもはや宗教の一種と言っても過言ではないだろう。
個人がヴィーガン(絶対菜食主義)であることは自由だが、それを他者に強要するのはよくない。
ヴィーガンを風刺する反撃動画が注目を集めている。
●絶対肉食主義者が野菜を食べる人を説教する。
動画を見ればどういうことなのかすぐに分かるだろう。
肉だけを食べて生きている男性が「野菜を食べるな」と説いてまわり、「一緒に肉を食べよう」と勧誘する。
しまいには「植物を狭いところで育てるのは虐待だ」と言い始め、付き合っていくには非常にやっかいな相手という印象を受ける。
これはまさにヴィーガンが普段、一般人に対してしていることだ。
個人がどのような思想をもち、どのような行動をとるかは自由なのになぜかヴィーガンは乱暴に思想を強制しようとする。
これはもはや宗教の一種と言っても過言ではないだろう。
動物性食品を一切食べない完全菜食主義を15年間続けてきた女性が、一転して完全肉食主義に転じたニュースが海外で話題になっている。
英紙「Daily Mail」(5月9日付)によると、米・カリフォルニア州在住のニコル・カーターさん(44)は、自身の健康と環境への影響を考え、
18歳からヴィーガン(完全菜食主義者)になったという。
その時の1日の食事メニューがこれだ。
朝食:アーモンドミルクと冷凍果物を混ぜたほうれん草スムージー
昼食:サラダ or 温野菜
夕食:サラダ or 温野菜
野菜やベリーは家庭菜園で栽培したものを使い、砂糖やアルコール、小麦まで完全に絶っていたという。
しかし、完全菜食主義を長年続けていくうちに関節痛や精神的不安、鬱、エネルギーの低下、不眠症、便秘、
消化不良に悩まされるようになっていったそうだ。
そして、2006年には胆石膵炎、2012年には潰瘍性大腸炎を発症してしまった。
この頃には脱毛、倦怠感、膣カンジタにも悩まされるようになっていたという。
「血液検査では、鉄分とビタミンDがほとんどないことが分かりました。低血糖症や慢性的な便秘、お腹の膨張感もありました。
そして最終的に潰瘍性大腸炎を患ったのです」(カーターさん)
英紙「Daily Mail」(5月9日付)によると、米・カリフォルニア州在住のニコル・カーターさん(44)は、自身の健康と環境への影響を考え、
18歳からヴィーガン(完全菜食主義者)になったという。
その時の1日の食事メニューがこれだ。
朝食:アーモンドミルクと冷凍果物を混ぜたほうれん草スムージー
昼食:サラダ or 温野菜
夕食:サラダ or 温野菜
野菜やベリーは家庭菜園で栽培したものを使い、砂糖やアルコール、小麦まで完全に絶っていたという。
しかし、完全菜食主義を長年続けていくうちに関節痛や精神的不安、鬱、エネルギーの低下、不眠症、便秘、
消化不良に悩まされるようになっていったそうだ。
そして、2006年には胆石膵炎、2012年には潰瘍性大腸炎を発症してしまった。
この頃には脱毛、倦怠感、膣カンジタにも悩まされるようになっていたという。
「血液検査では、鉄分とビタミンDがほとんどないことが分かりました。低血糖症や慢性的な便秘、お腹の膨張感もありました。
そして最終的に潰瘍性大腸炎を患ったのです」(カーターさん)
菜食主義に問題があると考えたカーターさんは、肉食主義者であるアンバー・オハーン氏に触発され、
菜食主義を捨てた。
1日に1.5ポンド(約675g)のレッドミート(牛などの赤身肉)を食べる完全肉食主義に切り替えたところ、
潰瘍性大腸炎が改善され、体重も59kgから54kgに減少したという。
現在の1日の食事メニューがこれだ。
朝食:クリーム入りのコーヒー
昼食:ステーキ450g
夕食:ステーキ225g、時々、卵とベーコンを追加
飲み物:1日を通して水、コーヒー、炭酸水
野菜は健康に良いものだというのは、もはや常識となっているが、カーターさんは厳しい菜食主義を続けている人々に向けて、
野菜の量を少し減らし、肉も食べるようにアドバイスしている。
カーターさんと同じように菜食主義のせいで健康問題を抱えているヴィーガンは他にもいる。
今年3月、ヴィーガンとして人気を博していたYouTuberのヨヴァナ・メンドーサ・アイレスさんが、
こっそり魚を食べていたことが発覚し、SNSが炎上した。
アイレスさんは、完全菜食主義を続けているうちに生理が来なくなり、貧血気味で、甲状腺ホルモンが低下、
カーターさんと同じようにカンジダ症を発症し、消化器系にも問題を抱えていたという。
菜食主義を捨てた。
1日に1.5ポンド(約675g)のレッドミート(牛などの赤身肉)を食べる完全肉食主義に切り替えたところ、
潰瘍性大腸炎が改善され、体重も59kgから54kgに減少したという。
現在の1日の食事メニューがこれだ。
朝食:クリーム入りのコーヒー
昼食:ステーキ450g
夕食:ステーキ225g、時々、卵とベーコンを追加
飲み物:1日を通して水、コーヒー、炭酸水
野菜は健康に良いものだというのは、もはや常識となっているが、カーターさんは厳しい菜食主義を続けている人々に向けて、
野菜の量を少し減らし、肉も食べるようにアドバイスしている。
カーターさんと同じように菜食主義のせいで健康問題を抱えているヴィーガンは他にもいる。
今年3月、ヴィーガンとして人気を博していたYouTuberのヨヴァナ・メンドーサ・アイレスさんが、
こっそり魚を食べていたことが発覚し、SNSが炎上した。
アイレスさんは、完全菜食主義を続けているうちに生理が来なくなり、貧血気味で、甲状腺ホルモンが低下、
カーターさんと同じようにカンジダ症を発症し、消化器系にも問題を抱えていたという。
●人気2世スターが衰弱して「肌が灰色になった」原因はビーガン生活か
21歳という若さながら世界的スターとなったジェイデン・スミス。
モデル、歌手、俳優など多方面で活躍中だが、あることをきっかけに肌が「灰色」になり、「生気が抜けた」ようになってしまったという。
ふだんは放任主義といわれる父ウィル・スミスと、母ジェイダ・ピンケット=スミスも、今回ばかりはさすがに黙っておくことはできず、
ジェイデンに苦言を呈したそうだ。
体調が悪くて、肌が「灰色になる」とは一体どういうことなのだろう?
以前、肉や魚だけでなく卵や乳製品も食べない絶対菜食主義者であるビーガンの食生活に切り替えたと話していたジェイデン。
しかし、ビーガンの食生活にしてから、肌が「灰色」になってしまったそうだ。
父ウィルと母ジェイダは、タンパク質不足によりジェイデンから「生気が抜けた」ようになってしまったために、親として息子に一言物申すに至ったという。
ジェイダは自身のフェイスブックウォッチでの番組『レッド・テーブル・トーク』の中で、ウィルとジェイデン、さらに娘ウィロー(18)、
ウィルの前妻との間の息子のトレイ(26)、ジェイダの母エイドリアン・バンフィールド・ジョーンズらを前にこう話した。
21歳という若さながら世界的スターとなったジェイデン・スミス。
モデル、歌手、俳優など多方面で活躍中だが、あることをきっかけに肌が「灰色」になり、「生気が抜けた」ようになってしまったという。
ふだんは放任主義といわれる父ウィル・スミスと、母ジェイダ・ピンケット=スミスも、今回ばかりはさすがに黙っておくことはできず、
ジェイデンに苦言を呈したそうだ。
体調が悪くて、肌が「灰色になる」とは一体どういうことなのだろう?
以前、肉や魚だけでなく卵や乳製品も食べない絶対菜食主義者であるビーガンの食生活に切り替えたと話していたジェイデン。
しかし、ビーガンの食生活にしてから、肌が「灰色」になってしまったそうだ。
父ウィルと母ジェイダは、タンパク質不足によりジェイデンから「生気が抜けた」ようになってしまったために、親として息子に一言物申すに至ったという。
ジェイダは自身のフェイスブックウォッチでの番組『レッド・テーブル・トーク』の中で、ウィルとジェイデン、さらに娘ウィロー(18)、
ウィルの前妻との間の息子のトレイ(26)、ジェイダの母エイドリアン・バンフィールド・ジョーンズらを前にこう話した。
「ウィルと私はジェイデンに小言を言うことになったの。ビーガンになった彼だけど、私達はジェイデンがタンパク質を十分に摂取できていないってことに気づいたわ。
だんだん体が衰弱してきて、生気もなく、体力も消耗してきちゃっていたのよ。十分な栄養を取れていなかった」
さらにウィルは、ジェイデンの目の下にはクマができ、「おまけに肌は灰色っぽくなってきてたよ。とっても心配した。今はすごく回復したけどね」と続けた。
そんな経験をしたジェイデンは、今ではベジタリアンの食生活を送っているそうで、ビーガンの時とは違い乳製品などは口にしているという。
「自分はビーガンを試したベジタリアンだって言いたいね。ビーガンになろうと試しはしたんだ。1週間とかならまたビーガンになれるけど、ここ数年はベジタリアンなんだ」
海外セレブをはじめ、世界で増加中のビーガン。
体質的に動物性の食品が摂取できない人、また地球環境の問題などを考えると、完全菜食主義という食習慣も1つの方法として考えられるだろう。
しかし、菜食主義の人でも、生命を維持するうえで必要な栄養素をしっかりとれているかを確認すること。
それがいかに大切であるか、今回のジェイデンの例が改めて気づかせてくれる。
だんだん体が衰弱してきて、生気もなく、体力も消耗してきちゃっていたのよ。十分な栄養を取れていなかった」
さらにウィルは、ジェイデンの目の下にはクマができ、「おまけに肌は灰色っぽくなってきてたよ。とっても心配した。今はすごく回復したけどね」と続けた。
そんな経験をしたジェイデンは、今ではベジタリアンの食生活を送っているそうで、ビーガンの時とは違い乳製品などは口にしているという。
「自分はビーガンを試したベジタリアンだって言いたいね。ビーガンになろうと試しはしたんだ。1週間とかならまたビーガンになれるけど、ここ数年はベジタリアンなんだ」
海外セレブをはじめ、世界で増加中のビーガン。
体質的に動物性の食品が摂取できない人、また地球環境の問題などを考えると、完全菜食主義という食習慣も1つの方法として考えられるだろう。
しかし、菜食主義の人でも、生命を維持するうえで必要な栄養素をしっかりとれているかを確認すること。
それがいかに大切であるか、今回のジェイデンの例が改めて気づかせてくれる。
●無農薬野菜には発癌性の危険あり
食生活に対する意識の高い人が、うっかり手を出してしまう食品の典型が、「有機野菜」や「無農薬米」の類である。
そういう人の頭の中には、どうも「食べ物は自然のままの状態のほうが良い」という発想がこびりついているようである。
だから当たり前のように、農薬を使っていない食品を選んでしまう。
だが、決して体に良いとは言えない。むしろ百害あって一利なし、しかも値段が高い癖に味が良くないと言う、とんでもない食品でさえある。
野菜など、便利なスーパーで売っている物を買ってくればいい。わざわざ注文して取り寄せると言う面倒なことまでして体に悪い物を食べるのは愚かである。
農薬を使わずに作物を育てていると、土壌の中で細菌が増える。
その細菌は空気中の窒素を使って硝酸という物質を作り、これが根を通して作物に入り込むと亜硝酸という物質になる。
人間がその作物を食べると体内に取り込まれる。
一方、体内では分解されたアミノ酸からアミンという物質が発生している。
このアミンと亜硝酸が体内で出会うと、発癌物質に変身してしまうのである。
こうした仕組みを知っている人は少なくないが、どういうわけか、こういう情報はなかなか広まらない。
何故か有機野菜を礼賛する情報のほうが圧倒的な勢いで伝わっていく。
「素朴なる自然主義者こそ正義派」というムードが今の社会を支配しているのか、不幸なことである。
食生活に対する意識の高い人が、うっかり手を出してしまう食品の典型が、「有機野菜」や「無農薬米」の類である。
そういう人の頭の中には、どうも「食べ物は自然のままの状態のほうが良い」という発想がこびりついているようである。
だから当たり前のように、農薬を使っていない食品を選んでしまう。
だが、決して体に良いとは言えない。むしろ百害あって一利なし、しかも値段が高い癖に味が良くないと言う、とんでもない食品でさえある。
野菜など、便利なスーパーで売っている物を買ってくればいい。わざわざ注文して取り寄せると言う面倒なことまでして体に悪い物を食べるのは愚かである。
農薬を使わずに作物を育てていると、土壌の中で細菌が増える。
その細菌は空気中の窒素を使って硝酸という物質を作り、これが根を通して作物に入り込むと亜硝酸という物質になる。
人間がその作物を食べると体内に取り込まれる。
一方、体内では分解されたアミノ酸からアミンという物質が発生している。
このアミンと亜硝酸が体内で出会うと、発癌物質に変身してしまうのである。
こうした仕組みを知っている人は少なくないが、どういうわけか、こういう情報はなかなか広まらない。
何故か有機野菜を礼賛する情報のほうが圧倒的な勢いで伝わっていく。
「素朴なる自然主義者こそ正義派」というムードが今の社会を支配しているのか、不幸なことである。
●有機野菜は寄生虫の温床
有機野菜は寄生虫の温床になっている。それを防ぐために農薬を使うようになった。
その農薬のおかげで、せっかく一時期、寄生虫が減ったにもかかわらず、最近は有機野菜を食べる人が増えたせいで、
お腹の中に回虫などを持っている人が多くなってしまった。
そういう衛生状態の悪化さえも、無農薬派の人達は「自然のままがいい」と受け入れるのだろうか。
だいたい「無農薬」というレッテルそのものが疑わしい。本当に農薬ゼロの野菜や米が世の中にどれだけあるのか?
例えば、米栽培をしている農家が農薬を使わなくても、川の上流の田んぼで農薬を使っていれば、無農薬の田んぼにも流れ込んでくる。
また、お茶の栽培では、高級なお茶が出来上がるまでに農薬を14回かけるのだという。
しかし、農薬をかける回数が7回以下なら、商品として堂々と「無農薬」を名乗っていいことになっている。
なるべく農薬使用を控えようとしても、最低それくらいは使わないと栽培できないらしい。
つまり、無農薬派が安心して口にしている食品にも、実は農薬が使われている可能性が高いのである。
有機野菜は寄生虫の温床になっている。それを防ぐために農薬を使うようになった。
その農薬のおかげで、せっかく一時期、寄生虫が減ったにもかかわらず、最近は有機野菜を食べる人が増えたせいで、
お腹の中に回虫などを持っている人が多くなってしまった。
そういう衛生状態の悪化さえも、無農薬派の人達は「自然のままがいい」と受け入れるのだろうか。
だいたい「無農薬」というレッテルそのものが疑わしい。本当に農薬ゼロの野菜や米が世の中にどれだけあるのか?
例えば、米栽培をしている農家が農薬を使わなくても、川の上流の田んぼで農薬を使っていれば、無農薬の田んぼにも流れ込んでくる。
また、お茶の栽培では、高級なお茶が出来上がるまでに農薬を14回かけるのだという。
しかし、農薬をかける回数が7回以下なら、商品として堂々と「無農薬」を名乗っていいことになっている。
なるべく農薬使用を控えようとしても、最低それくらいは使わないと栽培できないらしい。
つまり、無農薬派が安心して口にしている食品にも、実は農薬が使われている可能性が高いのである。
しかし、食べた物に農薬が付着していたとしても、人間の肝臓にはそれを解毒する働きがある。
肝臓さえ正常に働いていれば、問題はない。
ただ、注意しなければいけないのは、肝臓が解毒する際に、活性酸素が発生することである。
そのためにも、しっかりスカベンジャーを摂取しておく必要がある。
肝臓が解毒するのは他にも、食品添加物や着色料等、人体に不要なものだと判断すれば外に追い出してくれる。
だから、食品を選ぶ時に「何が入っているか分からない」と神経質にチェックする必要はない。
些細なことにこだわることで生じるストレスの方が余程体に悪い。
肝臓さえ正常に働いていれば、問題はない。
ただ、注意しなければいけないのは、肝臓が解毒する際に、活性酸素が発生することである。
そのためにも、しっかりスカベンジャーを摂取しておく必要がある。
肝臓が解毒するのは他にも、食品添加物や着色料等、人体に不要なものだと判断すれば外に追い出してくれる。
だから、食品を選ぶ時に「何が入っているか分からない」と神経質にチェックする必要はない。
些細なことにこだわることで生じるストレスの方が余程体に悪い。
実は近年、野菜とがんの関係に大変な注目が集まっている。
野菜に含まれる「硝酸性窒素」が、がんと関係しているのではないかと指摘され始めたのは、最近のこと。
元々人間の体内に存在している硝酸性窒素だが、食物を通じて摂取しすぎると、体内で肉や魚のたんぱく質と結合し、
「ニトロソアミン」という発がん性物質を発生させる可能性が指摘されているのだ。そ
してこの硝酸性窒素は野菜にも大量に含まれているという。
「農作物の生長を促進させるためには窒素が必要で、ほとんどの肥料には窒素が含まれていますが、農作物は肥料から窒素を取り込むと、
これを硝酸性窒素に変えてしまうのです。そして野菜を食べることで人体にも硝酸性窒素が蓄積するのです」(日本農業新聞の記者)
欧米では野菜を通じて硝酸性窒素を摂取しすぎたため、赤ちゃんが死んでしまったというケースも報告されており、人体に害を与えると懸念されている。
化学肥料だろうが有機肥料だろうが、肥料を使えば農作物には硝酸性窒素が蓄積されることに違いはない。
つまり、有機野菜であっても、体内に発がん性物質が生成される可能性があるのだ。
健康になろうと有機野菜を摂取し続けた結果、がんになってしまっては、元も子もない。
野菜に含まれる「硝酸性窒素」が、がんと関係しているのではないかと指摘され始めたのは、最近のこと。
元々人間の体内に存在している硝酸性窒素だが、食物を通じて摂取しすぎると、体内で肉や魚のたんぱく質と結合し、
「ニトロソアミン」という発がん性物質を発生させる可能性が指摘されているのだ。そ
してこの硝酸性窒素は野菜にも大量に含まれているという。
「農作物の生長を促進させるためには窒素が必要で、ほとんどの肥料には窒素が含まれていますが、農作物は肥料から窒素を取り込むと、
これを硝酸性窒素に変えてしまうのです。そして野菜を食べることで人体にも硝酸性窒素が蓄積するのです」(日本農業新聞の記者)
欧米では野菜を通じて硝酸性窒素を摂取しすぎたため、赤ちゃんが死んでしまったというケースも報告されており、人体に害を与えると懸念されている。
化学肥料だろうが有機肥料だろうが、肥料を使えば農作物には硝酸性窒素が蓄積されることに違いはない。
つまり、有機野菜であっても、体内に発がん性物質が生成される可能性があるのだ。
健康になろうと有機野菜を摂取し続けた結果、がんになってしまっては、元も子もない。
●「PCが再起動したみたい」アン・ハサウェイがヴィーガンを卒業
https://www.cosmopolitan.com/jp/entertainment/celebrity/a27...
きっかけを与えたのは、『インターステラー』で共演したマット・デイモン。
アイスランドで同映画の撮影中に、夫のアダムとアンとマットの3人でミシュラン星を獲得したレストランに食事に行ったとき、
マットが「シェフのおすすめを何でも持ってきてほしい」とウエイターにオーダー。
3人の中で唯一のヴィーガンだったアンは一瞬困惑したけど、2人は流れに身を任せている様子…。
こっそりスタッフに「これは地元で獲れた魚ですか?」と尋ねたところ、「窓の外に見えるフィヨルドはご覧になられましたか?」と返され、
食べてみることに決めたんだとか。
そしてサーモンの小さな欠片を食べてみると、PCが再起動したみたいに脳に衝撃が走ったと語ったアン。
『インターステラー』では、約18kgの宇宙服を着て撮影をしなければいけなかったのだけど、完全菜食者である故、
それまでは心身の状態が優れないことも多かったというアン。
「サーモンを口にしたときから、気分が良くなったわ」と<Harper’s Bazaar>のインタビューで語った。
https://www.cosmopolitan.com/jp/entertainment/celebrity/a27...
きっかけを与えたのは、『インターステラー』で共演したマット・デイモン。
アイスランドで同映画の撮影中に、夫のアダムとアンとマットの3人でミシュラン星を獲得したレストランに食事に行ったとき、
マットが「シェフのおすすめを何でも持ってきてほしい」とウエイターにオーダー。
3人の中で唯一のヴィーガンだったアンは一瞬困惑したけど、2人は流れに身を任せている様子…。
こっそりスタッフに「これは地元で獲れた魚ですか?」と尋ねたところ、「窓の外に見えるフィヨルドはご覧になられましたか?」と返され、
食べてみることに決めたんだとか。
そしてサーモンの小さな欠片を食べてみると、PCが再起動したみたいに脳に衝撃が走ったと語ったアン。
『インターステラー』では、約18kgの宇宙服を着て撮影をしなければいけなかったのだけど、完全菜食者である故、
それまでは心身の状態が優れないことも多かったというアン。
「サーモンを口にしたときから、気分が良くなったわ」と<Harper’s Bazaar>のインタビューで語った。
フードファディズム
●ヒトの本性は肉食動物 (東京大学 農学生命科学研究科獣医生理学研究室教授 高橋 迪雄)
草食動物はバクテリアを発酵させるために、消化管のどこかが目立った変化を見せます。
そのような観点でヒトの消化管を見ると、ヒトの消化管はイヌやネコのそれと同様に際立った変形はなく、肉食動物の特徴を備えています。
肉食動物は主としてたんぱく質を摂取し、そこからアミノ酸を得るとともに、アミノ酸をエネルギー源としても使っています。
アミノ酸の末端に付いているアミノ基は、比較的容易に酵素の作用で外すことができます。
これが外されれば炭水化物になりますから、エネルギー源としても利用できるのです。
肉食動物の尿には多量の尿素が含まれていますが、これは、アミノ酸がエネルギー源としても使われているためで、
アミノ酸から外されたアミノ基は肝臓で毒性の低い尿素に換えられ、これが腎臓から排泄されています。
アミノ基が外された炭水化物は、最終的にはミトコンドリアで酸素によって酸化され、ATPの形でエネルギーが取り出されます。
つまり、われわれの細胞にミトコンドリアが住み着いてくれているおかげで、アミノ酸をエネルギー源として使うことは、きわめて容易なのです。
草食動物はバクテリアを発酵させるために、消化管のどこかが目立った変化を見せます。
そのような観点でヒトの消化管を見ると、ヒトの消化管はイヌやネコのそれと同様に際立った変形はなく、肉食動物の特徴を備えています。
肉食動物は主としてたんぱく質を摂取し、そこからアミノ酸を得るとともに、アミノ酸をエネルギー源としても使っています。
アミノ酸の末端に付いているアミノ基は、比較的容易に酵素の作用で外すことができます。
これが外されれば炭水化物になりますから、エネルギー源としても利用できるのです。
肉食動物の尿には多量の尿素が含まれていますが、これは、アミノ酸がエネルギー源としても使われているためで、
アミノ酸から外されたアミノ基は肝臓で毒性の低い尿素に換えられ、これが腎臓から排泄されています。
アミノ基が外された炭水化物は、最終的にはミトコンドリアで酸素によって酸化され、ATPの形でエネルギーが取り出されます。
つまり、われわれの細胞にミトコンドリアが住み着いてくれているおかげで、アミノ酸をエネルギー源として使うことは、きわめて容易なのです。
現代のヒトは、確かに植物性の食物をたくさん食べますが、生理学的には肉食動物に違いありません。
したがって遊牧生活をしている人たちが、最も自然に近い食生活をしていると言えるでしょう。
穀物を主たるエネルギー源にし始めたのは、人類400万年の歴史で、農耕が始まったわずか1万年前のころのことだと考えられます。
「有機農業」をはじめとして、人間の食生活の自然回帰が叫ばれていますが、文明人はもともと「自然」からは大変解離した様式で生活をしています。
寿命が著しく延長しているのも「自然」から大変解離した現象であることは確かで、この延長した寿命、つまり50歳以後の寿命を健康に維持していくためには、
それなりの工夫をすることが必要かと思われます。
とくに、肉食動物が草食をしているのがわれわれですから、高齢化に伴い食欲が落ち、さらに消化管機能が減退したときに、
どれだけのアミノ酸をどのように摂取するかは、健康を維持していくための大問題になるかと思われます。
したがって遊牧生活をしている人たちが、最も自然に近い食生活をしていると言えるでしょう。
穀物を主たるエネルギー源にし始めたのは、人類400万年の歴史で、農耕が始まったわずか1万年前のころのことだと考えられます。
「有機農業」をはじめとして、人間の食生活の自然回帰が叫ばれていますが、文明人はもともと「自然」からは大変解離した様式で生活をしています。
寿命が著しく延長しているのも「自然」から大変解離した現象であることは確かで、この延長した寿命、つまり50歳以後の寿命を健康に維持していくためには、
それなりの工夫をすることが必要かと思われます。
とくに、肉食動物が草食をしているのがわれわれですから、高齢化に伴い食欲が落ち、さらに消化管機能が減退したときに、
どれだけのアミノ酸をどのように摂取するかは、健康を維持していくための大問題になるかと思われます。
そうです。 動物は食いたいときに肉を食い、姦りたいときに姦り、殺りたいときに殺り、本能のまま生きるのです
人間もそうだと思う人は肉を食う… それだけです。
人間もそうだと思う人は肉を食う… それだけです。
このように、「肉を食べない私たちはアニマルイーター()よりも精神が高度で高尚な人間である」
…という身勝手な思い込みに基づく驕りと他者を卑下する差別的な思想がビーガンにはあるのです。
…という身勝手な思い込みに基づく驕りと他者を卑下する差別的な思想がビーガンにはあるのです。
太古、狩りを始めたホモ・エレクトスの内面に思わぬ変化が生まれた。
心の進化である。
ドマニシ遺跡で見つかった頭蓋骨がそのことを物語っている。
年老いてから亡くなったと推察されるこの個体の顎には、歯が全くない。
歯を失った後、どうやって命を繋いだのか?
それは、仲間から柔らかい食べ物をもらうなどして、いわば介護されていたのだ。
実は、脳の大きさはエレクトスの登場から急速に大きくなっている。
栄養豊富な肉を食べたことで脳が大きくなり、知能が高くなった。
そして、“思いやりの心” が生まれた。
食べ物に困り、肉食に辿り着いたことによって、私たちの祖先は偶然、“心を持つヒト”に進化した。
狩りをするためには色々な知恵を働かせ、それによって肉も得られる。
そうすると、脳を養うことも十分にできるようになり、狩りも上手くなる。
狩りをするためには知恵を働かせる必要がある。
狩りの成功により肉を得られ、さらに脳が発達する。
プラスのフィードバックが進んでいった。
心の進化である。
ドマニシ遺跡で見つかった頭蓋骨がそのことを物語っている。
年老いてから亡くなったと推察されるこの個体の顎には、歯が全くない。
歯を失った後、どうやって命を繋いだのか?
それは、仲間から柔らかい食べ物をもらうなどして、いわば介護されていたのだ。
実は、脳の大きさはエレクトスの登場から急速に大きくなっている。
栄養豊富な肉を食べたことで脳が大きくなり、知能が高くなった。
そして、“思いやりの心” が生まれた。
食べ物に困り、肉食に辿り着いたことによって、私たちの祖先は偶然、“心を持つヒト”に進化した。
狩りをするためには色々な知恵を働かせ、それによって肉も得られる。
そうすると、脳を養うことも十分にできるようになり、狩りも上手くなる。
狩りをするためには知恵を働かせる必要がある。
狩りの成功により肉を得られ、さらに脳が発達する。
プラスのフィードバックが進んでいった。
●過剰な健康志向が招く摂食障害「オルトレキシア」
【11月5日 AFP】健康的な食事にこだわり過ぎた結果、命さえ危険にさらすことがある──
専門家らが最近警鐘を鳴らしている「オルトレキシア」という病だ。
フランス人女性のサブリナ・ドビュスカ(Sabrina Debusquat)さん(29)はこの1年半の間に、
まずベジタリアンになり、次に卵や乳製品、蜂蜜なども食べないビーガンになり、
さらに生の食材しか食べないローフード主義者になり、最後はフルーツしか食べないと決めた。
心配していたボーイフレンドがごっそり抜けた彼女の髪の毛をバスルームで見つけ、
それを目の前に突き出されて初めて自分が良くない方向に向かっていると悟った。
ドビュスカさんは「健康で正しい食べ方、長生きのできる食べ方だと思っていた。純粋な状態でいたかった。
だけど最後は自分のそういう思いに対して、体の方がノーと言った」と振り返る。
【11月5日 AFP】健康的な食事にこだわり過ぎた結果、命さえ危険にさらすことがある──
専門家らが最近警鐘を鳴らしている「オルトレキシア」という病だ。
フランス人女性のサブリナ・ドビュスカ(Sabrina Debusquat)さん(29)はこの1年半の間に、
まずベジタリアンになり、次に卵や乳製品、蜂蜜なども食べないビーガンになり、
さらに生の食材しか食べないローフード主義者になり、最後はフルーツしか食べないと決めた。
心配していたボーイフレンドがごっそり抜けた彼女の髪の毛をバスルームで見つけ、
それを目の前に突き出されて初めて自分が良くない方向に向かっていると悟った。
ドビュスカさんは「健康で正しい食べ方、長生きのできる食べ方だと思っていた。純粋な状態でいたかった。
だけど最後は自分のそういう思いに対して、体の方がノーと言った」と振り返る。
彼女を襲ったのは、専門家の間で「オルトレキシア・ナーボウサ」と呼ばれている新しい摂食障害だ。
オルトレキシアに苦しんでいる人は「自分で自分に課したいろいろなルールにとらわれてしまう」と、
トゥールーズ大学ジャン・ジョレス校(University of Toulouse-Jean Jaures)の
パトリック・ドヌー(Patrick Denoux)教授は言う。
そのような非常に厳しい決まりを自分に課すことで、知人との食事に出かけなくなったり、
極端な場合は健康が危険にさらされたりすることもある。
米国人のブロガー、ジョルダン・ヤンガー(Jordan Younger)さんは、自分が不健康な生活への
下降スパイラルに陥っていたときのことを「制約のバブル状態」だったと表現する。
「完全なビーガン、完全な植物性食品、完全なグルテンフリー、オイルフリー、精糖や小麦粉、
ドレッシング、ソースも一切なし」といった食事に取り付かれていたという。
オルトレキシアに苦しんでいる人は「自分で自分に課したいろいろなルールにとらわれてしまう」と、
トゥールーズ大学ジャン・ジョレス校(University of Toulouse-Jean Jaures)の
パトリック・ドヌー(Patrick Denoux)教授は言う。
そのような非常に厳しい決まりを自分に課すことで、知人との食事に出かけなくなったり、
極端な場合は健康が危険にさらされたりすることもある。
米国人のブロガー、ジョルダン・ヤンガー(Jordan Younger)さんは、自分が不健康な生活への
下降スパイラルに陥っていたときのことを「制約のバブル状態」だったと表現する。
「完全なビーガン、完全な植物性食品、完全なグルテンフリー、オイルフリー、精糖や小麦粉、
ドレッシング、ソースも一切なし」といった食事に取り付かれていたという。
●菜食は肉食に比べて脳収縮を引き起こす可能性が高い
最近の研究によると、ヴィーガンをはじめとするベジタリアンは肉を食べる人に比べて
脳収縮に苦しむ可能性が6倍もあることが明らかになりました。
宗教や信念などから動物性食品を摂らない人にとっては避けられない道かも知れませんが、
健康にいいと考えて菜食を実践している人はちょっと気をつけた方がいいのかもしれません。
オックスフォード大学の研究者が61歳から87歳の107人に対して記憶テストや身体機能のチェック、
脳のスキャンなどを行い、5年後に同様のテストを行った結果、ベジタリアンには脳が萎縮する傾向が見られたとのこと。こ
れは肉や魚、卵に含まれるビタミンB12の欠乏によるものとみられています。
最近の研究によると、ヴィーガンをはじめとするベジタリアンは肉を食べる人に比べて
脳収縮に苦しむ可能性が6倍もあることが明らかになりました。
宗教や信念などから動物性食品を摂らない人にとっては避けられない道かも知れませんが、
健康にいいと考えて菜食を実践している人はちょっと気をつけた方がいいのかもしれません。
オックスフォード大学の研究者が61歳から87歳の107人に対して記憶テストや身体機能のチェック、
脳のスキャンなどを行い、5年後に同様のテストを行った結果、ベジタリアンには脳が萎縮する傾向が見られたとのこと。こ
れは肉や魚、卵に含まれるビタミンB12の欠乏によるものとみられています。
【長生きの秘訣は動物性たんぱく質】
●食生活の傾向が変わり、世界一の長寿国に
1950年代、日本では動物性たんぱく質の摂取量が少なく、主なたんぱく質源は米や大豆製品などの植物性食品でした。
当時の動物性たんぱく質摂取量は植物性たんぱく質摂取量の約1/3程度となっていました。
その後、動物性食品の摂取量が増え、1980年代になって動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の摂取比率は1:1となりました。
そしてちょうど同じ頃、日本は世界一の長寿国となったのです。
●センチナリアン(百寿者)の食事は高たんぱく質
100歳を超えたおじいちゃん、おばあちゃんを「センチナリアン」と呼ぶのですが、1972〜1973年、
このセンチナリアンを対象とした調査が行われ、興味深い事実がわかりました。
センチナリアンのほとんどが日本人の平均よりも高たんぱく質な食事をし、特に動物性たんぱく質を多く摂っていたのです。
●食生活の傾向が変わり、世界一の長寿国に
1950年代、日本では動物性たんぱく質の摂取量が少なく、主なたんぱく質源は米や大豆製品などの植物性食品でした。
当時の動物性たんぱく質摂取量は植物性たんぱく質摂取量の約1/3程度となっていました。
その後、動物性食品の摂取量が増え、1980年代になって動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の摂取比率は1:1となりました。
そしてちょうど同じ頃、日本は世界一の長寿国となったのです。
●センチナリアン(百寿者)の食事は高たんぱく質
100歳を超えたおじいちゃん、おばあちゃんを「センチナリアン」と呼ぶのですが、1972〜1973年、
このセンチナリアンを対象とした調査が行われ、興味深い事実がわかりました。
センチナリアンのほとんどが日本人の平均よりも高たんぱく質な食事をし、特に動物性たんぱく質を多く摂っていたのです。
>>9,>>12,>>17
残念ながら、植物性たんぱく質だけでは脳機能を維持できないというエビデンスがまたひとつ加わりました。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/4787...
これまで、食物摂取と認知症リスクとの関連は、初発症状バイアス(逆因果関係)の可能性を考慮して研究されていなかった。
フランス・モンペリエ大学のLaure Ngabirano氏らは、肉、魚、果物、野菜の摂取頻度と認知症やアルツハイマー病(AD)の
長期リスクとの関係について、初発症状バイアスを考慮して検討を行った。
(中略)
・肉の摂取が少ないこと(1回以下/週)だけが、通常の摂取(4回以上/週)と比較し、認知症(HR:1.58、95%CI:1.17~2.14)
およびAD(HR:1.67、95%CI:1.18~2.37)のリスク増加と関連が認められた。
・魚、果物、野菜の摂取と認知症またはADリスクとの間に関連性は認められなかった。
著者らは「肉の摂取がかなり少ないと、認知症やADの長期リスクを増大させることが示唆された。これまでの研究からの知見は、
初発症状バイアスが影響を及ぼした可能性がある」としている。
残念ながら、植物性たんぱく質だけでは脳機能を維持できないというエビデンスがまたひとつ加わりました。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/4787...
これまで、食物摂取と認知症リスクとの関連は、初発症状バイアス(逆因果関係)の可能性を考慮して研究されていなかった。
フランス・モンペリエ大学のLaure Ngabirano氏らは、肉、魚、果物、野菜の摂取頻度と認知症やアルツハイマー病(AD)の
長期リスクとの関係について、初発症状バイアスを考慮して検討を行った。
(中略)
・肉の摂取が少ないこと(1回以下/週)だけが、通常の摂取(4回以上/週)と比較し、認知症(HR:1.58、95%CI:1.17~2.14)
およびAD(HR:1.67、95%CI:1.18~2.37)のリスク増加と関連が認められた。
・魚、果物、野菜の摂取と認知症またはADリスクとの間に関連性は認められなかった。
著者らは「肉の摂取がかなり少ないと、認知症やADの長期リスクを増大させることが示唆された。これまでの研究からの知見は、
初発症状バイアスが影響を及ぼした可能性がある」としている。
[YouTubeで再生]
ひろゆき:
「『本当にヴィーガンやった人の10年後写真集』っていう動画を上げてる人がいて…」
「すごいよ、みんな老化が激しいの」
「基本痩せるんだけど、げっそりしてて頬がコケてて、肌にシミが多くなって、シワも多くなって」
「5年とか10年で人ってこんなに老化するんだ、ってぐらいみんな老化してんだよ」
「髪の毛もなんかパサパサになって白髪が増えてるみたいな」
「やっぱ肉って食わないと人ってこんな不健康になるんだ、ってのが面白くてさ」
「その横でさ、(実は陰でこっそり)肉食ってるビーガンとかは元気ハツラツでさ」
「肉食うビーガン(=野菜も肉も食べる人=単なる栄養バランスのいい人)が一番健康っていうね」
ひろゆき:
「『本当にヴィーガンやった人の10年後写真集』っていう動画を上げてる人がいて…」
「すごいよ、みんな老化が激しいの」
「基本痩せるんだけど、げっそりしてて頬がコケてて、肌にシミが多くなって、シワも多くなって」
「5年とか10年で人ってこんなに老化するんだ、ってぐらいみんな老化してんだよ」
「髪の毛もなんかパサパサになって白髪が増えてるみたいな」
「やっぱ肉って食わないと人ってこんな不健康になるんだ、ってのが面白くてさ」
「その横でさ、(実は陰でこっそり)肉食ってるビーガンとかは元気ハツラツでさ」
「肉食うビーガン(=野菜も肉も食べる人=単なる栄養バランスのいい人)が一番健康っていうね」
欧米に比べて日本は癌患者が多い
●「日本のがん死亡率は先進国のなかで唯一上昇している」の嘘
ネットでがん治療を調べると、「日本のがん死亡率は、先進国の中で唯一上昇している」
という話がよく出てきます。
そして、この言葉がでるとお決まりのように、日本でしか抗がん剤が使われていないからだとか、
日本の標準治療がひどいという文句がでてきます。
この話から病院での治療に不安を感じる方もいます。
もちろん、日本だけで死亡率が上がっているというのは完全な嘘です。
今回はこの嘘について解説したいと思います。
●日本のがん死亡率は低下し続けている
まず、WHOの実際のデータを使って、日本のがん死亡率はどうなっているのかをお示しします。
WHOサイトのグラフをそのまま引用します。
こちらは、日本を含めた各国の「男性のがんによる死亡率」を比較したものです。
日本は真ん中の図の中で、緑で表されています。
日本は1990年代後半をピークに、その後はどんどん下がってきています。
この傾向はほとんどの先進国で同様です。
日本だけが上昇している事実は一切ありません。
ネットでがん治療を調べると、「日本のがん死亡率は、先進国の中で唯一上昇している」
という話がよく出てきます。
そして、この言葉がでるとお決まりのように、日本でしか抗がん剤が使われていないからだとか、
日本の標準治療がひどいという文句がでてきます。
この話から病院での治療に不安を感じる方もいます。
もちろん、日本だけで死亡率が上がっているというのは完全な嘘です。
今回はこの嘘について解説したいと思います。
●日本のがん死亡率は低下し続けている
まず、WHOの実際のデータを使って、日本のがん死亡率はどうなっているのかをお示しします。
WHOサイトのグラフをそのまま引用します。
こちらは、日本を含めた各国の「男性のがんによる死亡率」を比較したものです。
日本は真ん中の図の中で、緑で表されています。
日本は1990年代後半をピークに、その後はどんどん下がってきています。
この傾向はほとんどの先進国で同様です。
日本だけが上昇している事実は一切ありません。
●巧妙な騙しのテクニックとは?
すでにご説明したように日本のがん死亡率が上昇しているというのは嘘です。
しかし、イカサマがん情報のサイトには、とても巧妙な説明がされていて、一般の人が見抜くのが難しい現状があります。
代表的な騙しのテクニックの一つをご紹介します。
この騙しのテクニックはやや高等なので、ちょっと細かな解説をさせてもらいます。
この上のようなデータを載せていたりします。
これは日本のがん死亡者数の推移を表したデータです。このデータは厚生省のちゃんとしたものです。
このデータを見ると、たしかにがんで死亡する人の総数は年々増加しています。
イカサマがん治療サイトでは、このデータをもとに日本のがん治療はひどくなっていると主張しています。
これは正しいと思いますでしょうか?
この結論は全く間違いです。これは巧妙な統計トリックで騙しています。
実は、WHOのデータには年齢調整という処理がされています。
がんの治療効果を評価するには、この年齢調整という作業が必須なのですが、イカサマサイトでは
わざとこの年齢調整をしていない、死亡総数のデータを使ったりしています。
すでにご説明したように日本のがん死亡率が上昇しているというのは嘘です。
しかし、イカサマがん情報のサイトには、とても巧妙な説明がされていて、一般の人が見抜くのが難しい現状があります。
代表的な騙しのテクニックの一つをご紹介します。
この騙しのテクニックはやや高等なので、ちょっと細かな解説をさせてもらいます。
この上のようなデータを載せていたりします。
これは日本のがん死亡者数の推移を表したデータです。このデータは厚生省のちゃんとしたものです。
このデータを見ると、たしかにがんで死亡する人の総数は年々増加しています。
イカサマがん治療サイトでは、このデータをもとに日本のがん治療はひどくなっていると主張しています。
これは正しいと思いますでしょうか?
この結論は全く間違いです。これは巧妙な統計トリックで騙しています。
実は、WHOのデータには年齢調整という処理がされています。
がんの治療効果を評価するには、この年齢調整という作業が必須なのですが、イカサマサイトでは
わざとこの年齢調整をしていない、死亡総数のデータを使ったりしています。
●年齢調整死亡率とは何か?
がんの統計データを解釈する際にとても大事なのは、年齢による影響を補正することです。
がんの発生というのは年齢に大きく影響されます。
以下の国立がんセンターのデータを見てもらうとわかるかと思います。
このデータは各世代のがんを発症する割合を示しています。
30代の人と80代の人ではがんになる割合が何千倍も違います。
そのため、高齢者と若年者の割合が違う集団を比較する際には、必ず同じ年齢構成であるように補正をしないといけません。
例えば、若い人しか働いていない会社の1000人と、老人ホームに入っている1000人の、がん死亡率を比較したとします。
会社の方は、がん発症者は2人、死亡者が1人であるのに対して、老人ホームの方は、がん発症者が50人で、死亡者が15人だったとします。
この死亡数だけみると、老人ホームの方が15倍の死亡率です。
この二つを比較した時に、このデータをそのまま見て、この老人ホームがある地域のがん治療水準は著しく低いといえますか?
もちろん言えないです。
がんになる人が多い集団だと、がんで亡くなる人は増えますので、年齢を合わせた集団を比較しないと、
どちらの方が死亡率が低いのか、どちらの治療水準が高いかの比較ができません。
そこで行われるのが年齢調整死亡率を求めるという手法です。
細かな計算方法は省きますが、要は同じ年齢構成の集団になるように計算してから比較します。
がんの統計データを解釈する際にとても大事なのは、年齢による影響を補正することです。
がんの発生というのは年齢に大きく影響されます。
以下の国立がんセンターのデータを見てもらうとわかるかと思います。
このデータは各世代のがんを発症する割合を示しています。
30代の人と80代の人ではがんになる割合が何千倍も違います。
そのため、高齢者と若年者の割合が違う集団を比較する際には、必ず同じ年齢構成であるように補正をしないといけません。
例えば、若い人しか働いていない会社の1000人と、老人ホームに入っている1000人の、がん死亡率を比較したとします。
会社の方は、がん発症者は2人、死亡者が1人であるのに対して、老人ホームの方は、がん発症者が50人で、死亡者が15人だったとします。
この死亡数だけみると、老人ホームの方が15倍の死亡率です。
この二つを比較した時に、このデータをそのまま見て、この老人ホームがある地域のがん治療水準は著しく低いといえますか?
もちろん言えないです。
がんになる人が多い集団だと、がんで亡くなる人は増えますので、年齢を合わせた集団を比較しないと、
どちらの方が死亡率が低いのか、どちらの治療水準が高いかの比較ができません。
そこで行われるのが年齢調整死亡率を求めるという手法です。
細かな計算方法は省きますが、要は同じ年齢構成の集団になるように計算してから比較します。
●「年齢調整死亡率が下がる」が意味していること
ちょっと難しい話をしたので補足します。
がん死亡数は増加しているが、年齢調整死亡率は低下しているとはどういうことでしょうか?
日本は超高齢社会がすごい速度で進行していますので、がんになる人が爆発的に増えています。
ただ、同じ年齢の10万人を過去と現在で比較すると、現在の方がその内で癌になる人の数は減り、
癌になっても亡くなる人の数が著しく低下しているということです。
がんで亡くなる患者数は増えていますので、最近はがんで亡くなったという話を良く聞くというのは自然なことです。
しかし、以前と違い、同世代でがんになる人の数は減り、また診断されても命が助かり長く生きている方が多いというのが
年齢調整死亡率が下がっていることを表しています。
ちょっと難しい話をしたので補足します。
がん死亡数は増加しているが、年齢調整死亡率は低下しているとはどういうことでしょうか?
日本は超高齢社会がすごい速度で進行していますので、がんになる人が爆発的に増えています。
ただ、同じ年齢の10万人を過去と現在で比較すると、現在の方がその内で癌になる人の数は減り、
癌になっても亡くなる人の数が著しく低下しているということです。
がんで亡くなる患者数は増えていますので、最近はがんで亡くなったという話を良く聞くというのは自然なことです。
しかし、以前と違い、同世代でがんになる人の数は減り、また診断されても命が助かり長く生きている方が多いというのが
年齢調整死亡率が下がっていることを表しています。
●アフリカ諸国が最も高度な治療をしている?
理解のためにもう一つデータをお示しします。
これは、Gapminderという世界の統計データを集めているサイトで、私自身が調べたデータです。
このデータの横軸は平均寿命を、縦軸には大腸結腸癌の死亡数(年齢調整していない)を表しています。
図に出ている一つ一つの円は国です。円の大きさは人口の大きさを表しています。
円の色はその国が所属している地域(アジア・アフリカなど)を表しています。
これを見てもらうと、平均寿命が長い国ほど、大腸結腸癌で亡くなる人の数が増加することがわかります。
日本は一番平均寿命が長いですので右端に出てきています。
日本や黄色のヨーロッパ各国は平均寿命が長いので、大腸結腸癌で亡くなっている人の数が多いです。
それに対して、青で示されているアフリカ諸国は平均寿命が短いので、癌で亡くなる人はとても少ないです。
癌患者死亡数だけで話をしたら、アフリカ諸国が最も優れた癌治療をしていることになっていまいます。
もちろんそれは違います。年齢調整をすると先進諸国が圧倒的に死亡率が低いという結果になります。
死亡総数だけで話をするとおかしな結論になってしまいます。
理解のためにもう一つデータをお示しします。
これは、Gapminderという世界の統計データを集めているサイトで、私自身が調べたデータです。
このデータの横軸は平均寿命を、縦軸には大腸結腸癌の死亡数(年齢調整していない)を表しています。
図に出ている一つ一つの円は国です。円の大きさは人口の大きさを表しています。
円の色はその国が所属している地域(アジア・アフリカなど)を表しています。
これを見てもらうと、平均寿命が長い国ほど、大腸結腸癌で亡くなる人の数が増加することがわかります。
日本は一番平均寿命が長いですので右端に出てきています。
日本や黄色のヨーロッパ各国は平均寿命が長いので、大腸結腸癌で亡くなっている人の数が多いです。
それに対して、青で示されているアフリカ諸国は平均寿命が短いので、癌で亡くなる人はとても少ないです。
癌患者死亡数だけで話をしたら、アフリカ諸国が最も優れた癌治療をしていることになっていまいます。
もちろんそれは違います。年齢調整をすると先進諸国が圧倒的に死亡率が低いという結果になります。
死亡総数だけで話をするとおかしな結論になってしまいます。
●嘘の目的
この嘘の目的はなんでしょうか?
理由はいつも同じで、標準治療がひどい、日本の病院で行われる治療はひどいと錯覚させることです。
患者や家族に医療不信を刷り込んで、病院で行われている治療から引き剥がし、高額の治療や食品を売りつけるためです。
嘘に騙されてはいけません。日本のがん治療は確実に進歩しています。
本当にお気をつけください。
この嘘の目的はなんでしょうか?
理由はいつも同じで、標準治療がひどい、日本の病院で行われる治療はひどいと錯覚させることです。
患者や家族に医療不信を刷り込んで、病院で行われている治療から引き剥がし、高額の治療や食品を売りつけるためです。
嘘に騙されてはいけません。日本のがん治療は確実に進歩しています。
本当にお気をつけください。
●ヴィーガン食は子どもを不健康にするのか?
肉や魚を食べないというのが菜食主義者(ベジタリアン)ですが、
ヴィーガンは肉や魚に加えて卵や乳製品までをも食べないというライフスタイルです。
近年欧米ではヴィーガンの食生活が健康・環境・倫理上の観点から注目を集めていますが、
新たな研究で成長期の子どもに対する影響を調査した結果、心血管の健康状態には良い一方で、
身長や骨密度が低くなり、一生涯にわたって骨折のリスクが高り続けてしまうことが判明しました。
食に対するライフスタイルが子どもの健康にどのような影響を与えるかを調べたのは、
ポーランド最高峰の小児医療機関であるChildren's Memorial Health Instituteのマルゴザータ・デスモンド博士ら。
デスモンド博士らは、5~10歳の健康な雑食主義者(肉も野菜も食べる子)72人、ベジタリアン63人、ヴィーガン52人の計187名を対象に、
それぞれの食に対するライフスタイルが身長や体組成、心血管リスク、栄養上にどのような影響を与えているかを調査しました。
なお、被験者は各グループごとに性別・年齢・母親による教育・居住地・両親の身長などで差が出ないように選択されており、
ベジタリアンの子は平均5.3年、ヴィーガンの子は平均5.9年、自身の主義に合致する食生活を続けていました。
被験者の健康状態を分析したところ、まずヴィーガンの子どもは「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDLコレステロールの値が25%低く、
心血管の健康状態が良く、体脂肪率の値も低いという、健康へのメリットが判明。
肉や魚を食べないというのが菜食主義者(ベジタリアン)ですが、
ヴィーガンは肉や魚に加えて卵や乳製品までをも食べないというライフスタイルです。
近年欧米ではヴィーガンの食生活が健康・環境・倫理上の観点から注目を集めていますが、
新たな研究で成長期の子どもに対する影響を調査した結果、心血管の健康状態には良い一方で、
身長や骨密度が低くなり、一生涯にわたって骨折のリスクが高り続けてしまうことが判明しました。
食に対するライフスタイルが子どもの健康にどのような影響を与えるかを調べたのは、
ポーランド最高峰の小児医療機関であるChildren's Memorial Health Instituteのマルゴザータ・デスモンド博士ら。
デスモンド博士らは、5~10歳の健康な雑食主義者(肉も野菜も食べる子)72人、ベジタリアン63人、ヴィーガン52人の計187名を対象に、
それぞれの食に対するライフスタイルが身長や体組成、心血管リスク、栄養上にどのような影響を与えているかを調査しました。
なお、被験者は各グループごとに性別・年齢・母親による教育・居住地・両親の身長などで差が出ないように選択されており、
ベジタリアンの子は平均5.3年、ヴィーガンの子は平均5.9年、自身の主義に合致する食生活を続けていました。
被験者の健康状態を分析したところ、まずヴィーガンの子どもは「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDLコレステロールの値が25%低く、
心血管の健康状態が良く、体脂肪率の値も低いという、健康へのメリットが判明。
一方で、ヴィーガンの子どもは身長が平均3cm低い上に骨密度が4~6%低く、さらにビタミンB-12が不足している可能性が
3倍以上高いことも明らかになりました。
また、さらにベジタリアンの場合は栄養不足に関しては顕著ではなかった一方、雑食に比べてすら心血管系が不健康だと判明しました。
正確な理由は不透明ですが、デスモンド博士らによると、この結果はベジタリアンの子たちが加工食品を多く食べていたことが
原因である可能性が高いとのこと。
この論文について解説する南オーストラリア大学のエヴァンジェリン・マンツィオリス博士によると、
骨密度の95%が20歳までに構築されるため、「ヴィーガンの子が雑食の子に比べて骨密度が4~6%低い」というのは
一生涯にわたって骨折するリスクが高くなる危険性があるとのこと。
ヴィーガン食の場合は動物性食品から摂取できるカルシウム・ビタミンD・タンパク質など骨の発達と成長に重要な栄養素が
摂取しづらいという問題があると指摘しました。
デスモンド博士ら研究チームは今回の研究結果から、ベジタリアン・ヴィーガンの食生活を続けている場合には、
ビタミンB-12とビタミンDをサプリメントなどの形で補給する必要があると言及。
ベジタリアン・ヴィーガンの家庭にこうした認識を高めるための取り組みが必要だと主張しました。
3倍以上高いことも明らかになりました。
また、さらにベジタリアンの場合は栄養不足に関しては顕著ではなかった一方、雑食に比べてすら心血管系が不健康だと判明しました。
正確な理由は不透明ですが、デスモンド博士らによると、この結果はベジタリアンの子たちが加工食品を多く食べていたことが
原因である可能性が高いとのこと。
この論文について解説する南オーストラリア大学のエヴァンジェリン・マンツィオリス博士によると、
骨密度の95%が20歳までに構築されるため、「ヴィーガンの子が雑食の子に比べて骨密度が4~6%低い」というのは
一生涯にわたって骨折するリスクが高くなる危険性があるとのこと。
ヴィーガン食の場合は動物性食品から摂取できるカルシウム・ビタミンD・タンパク質など骨の発達と成長に重要な栄養素が
摂取しづらいという問題があると指摘しました。
デスモンド博士ら研究チームは今回の研究結果から、ベジタリアン・ヴィーガンの食生活を続けている場合には、
ビタミンB-12とビタミンDをサプリメントなどの形で補給する必要があると言及。
ベジタリアン・ヴィーガンの家庭にこうした認識を高めるための取り組みが必要だと主張しました。
今回の研究について、ニューカッスル大学栄養学科のクレア・コリンズ教授は被験者となった子どもたちがいずれも
「高度教育を受けた家庭」に属している点を指摘。今回の調査でヴィーガン・ベジタリアンの子どもたちにみられた栄養不足問題は
「ベストな結果」であり、現実世界におけるヴィーガン・ベジタリアンの子どもたちはより劣悪な栄養状態にあるかもしれない
という可能性を示唆しました。
「高度教育を受けた家庭」に属している点を指摘。今回の調査でヴィーガン・ベジタリアンの子どもたちにみられた栄養不足問題は
「ベストな結果」であり、現実世界におけるヴィーガン・ベジタリアンの子どもたちはより劣悪な栄養状態にあるかもしれない
という可能性を示唆しました。
ヴィーガンって精神異常者が多い気がする。
●人類は肉食で進化した
【人間の脳は肉食によって大きくなった】
人類はオランウータンやゴリラやチンパンジーと共通の祖先から進化しました。
動物進化の系統樹において、約1300万年前にオランウータン、約650万年前にゴリラ、
約490万年前にチンパンジーが人類から分岐したと考えられています。
人類の特徴は他の動物と比べて知能が高いことですが、知能の発達には脳が大きくなることが必須です。
チンパンジーの脳容積は400cc程度で、現代人の成人男性の脳容積の平均は約1350ccです。
チンパンジーと同程度の脳容積しかなかった初期人類から、高度の知能をもった現生人類に進化する過程で
脳容積は3倍以上に増えました。
チンパンジーの脳容積は500万年前と同じで、人類の脳容積が3倍も増えた理由は、
人類が動物性食糧を多く摂取するようになったからです。
脳組織の50から60%は脂質から構成されていますが、このうち約3分の1はアラキドン酸や
ドコサヘキサエン酸のような多価不飽和脂肪酸です。
アラキドン酸は必須脂肪酸で人間は体内で合成できません。
ドコサヘキサン酸は同じω3系不飽和脂肪酸のα-リノレン酸から体内で変換されますがその効率は極めて悪いので、
最近ではドコサヘキサエン酸も必須脂肪酸に分類されています。
【人間の脳は肉食によって大きくなった】
人類はオランウータンやゴリラやチンパンジーと共通の祖先から進化しました。
動物進化の系統樹において、約1300万年前にオランウータン、約650万年前にゴリラ、
約490万年前にチンパンジーが人類から分岐したと考えられています。
人類の特徴は他の動物と比べて知能が高いことですが、知能の発達には脳が大きくなることが必須です。
チンパンジーの脳容積は400cc程度で、現代人の成人男性の脳容積の平均は約1350ccです。
チンパンジーと同程度の脳容積しかなかった初期人類から、高度の知能をもった現生人類に進化する過程で
脳容積は3倍以上に増えました。
チンパンジーの脳容積は500万年前と同じで、人類の脳容積が3倍も増えた理由は、
人類が動物性食糧を多く摂取するようになったからです。
脳組織の50から60%は脂質から構成されていますが、このうち約3分の1はアラキドン酸や
ドコサヘキサエン酸のような多価不飽和脂肪酸です。
アラキドン酸は必須脂肪酸で人間は体内で合成できません。
ドコサヘキサン酸は同じω3系不飽和脂肪酸のα-リノレン酸から体内で変換されますがその効率は極めて悪いので、
最近ではドコサヘキサエン酸も必須脂肪酸に分類されています。
つまり、脳の成長に必要なアラキドン酸とドコサヘキサエン酸は食事から摂取しなければなりませんが、
この2つの脂肪酸は植物性食物には少ししか含まれていません。
アラキドン酸は肉、ドコサヘキサエン酸は魚の脂に多く含まれています。
オランウータンやゴリラやチンパンジーは今でも熱帯の密林に生息し、
いずれも植物性食物の多い食事をしています。
基本的には雑食で、昆虫や鳥類の卵や小型哺乳類など動物性食物も食べますが、
主体は果実や植物の葉や芽や根など糖質の多い食事です。
氷河期の氷期の間も、アフリカやアジアの暖かい地域にわずかに残っていた森林で生き延びたと思われます。
しかし、森に残ったために人類のような進化をとげられなかったと考えられています。
人類も森林に住んでいたころは植物性の食糧、つまり糖質の多い食事でした。
人類が肉食になったのは、約250万年前から氷河期が始まったからです。
【人類は氷河期に肉食になった】
オランウータンやゴリラやチンパンジーのような類人猿から初期人類(猿人)にいたる1000万年以上の年月において、
私たちの祖先はアフリカの森林に生息し、主に植物性の食物を食べていました。
約440万年前に現在のエチオピアの地域のジャングル(密林)に生息していた初期人類のラミドゥス猿人の食事は、
木の葉や果実やベリー類など軟らかい植物性食物が主体でした。
歯の構造から硬い植物を食べるようには適応していなかったようです。
この2つの脂肪酸は植物性食物には少ししか含まれていません。
アラキドン酸は肉、ドコサヘキサエン酸は魚の脂に多く含まれています。
オランウータンやゴリラやチンパンジーは今でも熱帯の密林に生息し、
いずれも植物性食物の多い食事をしています。
基本的には雑食で、昆虫や鳥類の卵や小型哺乳類など動物性食物も食べますが、
主体は果実や植物の葉や芽や根など糖質の多い食事です。
氷河期の氷期の間も、アフリカやアジアの暖かい地域にわずかに残っていた森林で生き延びたと思われます。
しかし、森に残ったために人類のような進化をとげられなかったと考えられています。
人類も森林に住んでいたころは植物性の食糧、つまり糖質の多い食事でした。
人類が肉食になったのは、約250万年前から氷河期が始まったからです。
【人類は氷河期に肉食になった】
オランウータンやゴリラやチンパンジーのような類人猿から初期人類(猿人)にいたる1000万年以上の年月において、
私たちの祖先はアフリカの森林に生息し、主に植物性の食物を食べていました。
約440万年前に現在のエチオピアの地域のジャングル(密林)に生息していた初期人類のラミドゥス猿人の食事は、
木の葉や果実やベリー類など軟らかい植物性食物が主体でした。
歯の構造から硬い植物を食べるようには適応していなかったようです。
約400万年~200万年前に生存したアウストラロピテクスは二足歩行を行うようになり、
密林からより開けた草原で住むようになります。
アフリカ東部や南部のサバンナ(乾期と雨期のある熱帯に分布する疎林と灌木を交えた熱帯長草草原地帯)の環境に適応し、
歯が発達して硬い殻をもつ大きな種子や地下の根なども食べるようになります。
植物性食物を中心にして、さらに小動物の狩猟や、動物の死肉や肉食獣の食べ残しから動物質性食糧を得るようになりました。
このような食生活が250万年くらい前から起こった気候の変化で変わっていきます。
人類が狩猟を開始する直接のきっかけは250万年前くらいから起こってきた気候や環境の変化です。
このころから氷河期に移行し、地球上の気温が低下していき、アフリカのジャングルは縮小し、
草原やサバンナに変化していったからです。
氷期の間は地球全体が乾燥し、降雨量が少なくなると大きな樹木は育たなくなり、草原が増えてきます。
そこに草食動物が増え、草食動物を獲物とする大型の肉食動物が棲息するようになります。
人類はそのような獣を狩猟によって食糧にしてきました。
動物以外にも、漁によって魚介類も多く摂取しています。
間氷期になって気候が暖かくなって樹木が成長すると木の実や果物なども増えますが、
基本的には肉や魚など動物性の食糧が半分以上を占めていたようです。
密林からより開けた草原で住むようになります。
アフリカ東部や南部のサバンナ(乾期と雨期のある熱帯に分布する疎林と灌木を交えた熱帯長草草原地帯)の環境に適応し、
歯が発達して硬い殻をもつ大きな種子や地下の根なども食べるようになります。
植物性食物を中心にして、さらに小動物の狩猟や、動物の死肉や肉食獣の食べ残しから動物質性食糧を得るようになりました。
このような食生活が250万年くらい前から起こった気候の変化で変わっていきます。
人類が狩猟を開始する直接のきっかけは250万年前くらいから起こってきた気候や環境の変化です。
このころから氷河期に移行し、地球上の気温が低下していき、アフリカのジャングルは縮小し、
草原やサバンナに変化していったからです。
氷期の間は地球全体が乾燥し、降雨量が少なくなると大きな樹木は育たなくなり、草原が増えてきます。
そこに草食動物が増え、草食動物を獲物とする大型の肉食動物が棲息するようになります。
人類はそのような獣を狩猟によって食糧にしてきました。
動物以外にも、漁によって魚介類も多く摂取しています。
間氷期になって気候が暖かくなって樹木が成長すると木の実や果物なども増えますが、
基本的には肉や魚など動物性の食糧が半分以上を占めていたようです。
氷河期というのは地球の気候が長期にわたって寒冷化する期間で、北アメリカやヨーロッパ大陸に氷床が拡大し、
アジアやアフリカも気温が低下して涼しくなり、熱帯性の密林は縮小していきます。
氷河期は数万年続いて再び温かい気候に戻ります。氷期と氷期の間を間氷期と呼びます。
約250万年以降、4万年から10万年の周期で氷期と間氷期を繰り返しています。
最後の氷期が終わったのが約1万年前で現在は間氷期にあたります。
ホモ属(Homo)が現れたのは今から250万年~200万年前です。ホモ属は現代の人類(ホモ・サピエンス)と同じ属です。
この頃から人類は石器を道具として利用し、狩猟や肉食獣の食べ残しから得た動物性の食糧が増えてきます。
さらに、160万年前くらいから人類は火を使うようになり、食物を火で加熱することによって栄養の吸収が良くなります。
150万年前に住んでいたホモ・エレクトスは積極的に狩猟を行っていました。
このように初期人類の食事は植物性食糧由来の糖質が多いものでしたが、250万年くらい前から動物性食糧が増えるようになり、
少なくとも150万年前くらいから農耕が始まる1万年前くらいまでは、低糖質・高蛋白食であったことになります。
このような食事が人類を進化させました。
アジアやアフリカも気温が低下して涼しくなり、熱帯性の密林は縮小していきます。
氷河期は数万年続いて再び温かい気候に戻ります。氷期と氷期の間を間氷期と呼びます。
約250万年以降、4万年から10万年の周期で氷期と間氷期を繰り返しています。
最後の氷期が終わったのが約1万年前で現在は間氷期にあたります。
ホモ属(Homo)が現れたのは今から250万年~200万年前です。ホモ属は現代の人類(ホモ・サピエンス)と同じ属です。
この頃から人類は石器を道具として利用し、狩猟や肉食獣の食べ残しから得た動物性の食糧が増えてきます。
さらに、160万年前くらいから人類は火を使うようになり、食物を火で加熱することによって栄養の吸収が良くなります。
150万年前に住んでいたホモ・エレクトスは積極的に狩猟を行っていました。
このように初期人類の食事は植物性食糧由来の糖質が多いものでしたが、250万年くらい前から動物性食糧が増えるようになり、
少なくとも150万年前くらいから農耕が始まる1万年前くらいまでは、低糖質・高蛋白食であったことになります。
このような食事が人類を進化させました。
約1万年前に最後の氷河期が終わって地球が温暖化して農耕と牧畜が始まります。
農耕によって穀物の摂取が増えました。
糖質の摂取量は現代人では1日250から400グラム程度ですが、狩猟採集時代の糖質摂取量は
1日10から125グラムと推定されています。
農耕が始まってから、成人の平均身長は減少しているという報告があります。
また、骨粗しょう症や虫歯も増えています。
そして、農耕が始まって人類の歴史の中ではじめて脳の重量が減少していることが報告されています。
現代人の脳容積は、2万数千年前までヨーロッパに存在したネアンデルタール人の脳容積より
10%程度小さいことが明らかになっています。
その理由としてタンパク質や不飽和脂肪酸の摂取量の減少が指摘されています。
農耕によって穀物が豊富になり、糖質が増えた分、肉や脂肪の摂取量が減ったからです。
農耕によって穀物の摂取が増えました。
糖質の摂取量は現代人では1日250から400グラム程度ですが、狩猟採集時代の糖質摂取量は
1日10から125グラムと推定されています。
農耕が始まってから、成人の平均身長は減少しているという報告があります。
また、骨粗しょう症や虫歯も増えています。
そして、農耕が始まって人類の歴史の中ではじめて脳の重量が減少していることが報告されています。
現代人の脳容積は、2万数千年前までヨーロッパに存在したネアンデルタール人の脳容積より
10%程度小さいことが明らかになっています。
その理由としてタンパク質や不飽和脂肪酸の摂取量の減少が指摘されています。
農耕によって穀物が豊富になり、糖質が増えた分、肉や脂肪の摂取量が減ったからです。
【最新研究】100歳超の長生き高齢者、「驚くほど肉好きが多かった」
https://www.news-postseven.com/archives/20211203_1710554.html...
日本で唯一、大規模な長寿研究をしている慶應義塾大学医学部・百寿総合研究センター。
老化のメカニズムや認知症の予防・治療の研究で世界をリードする同センターのなかでも、
この道30年という長寿研究の権威が新井康通教授だ。
全国各地の100歳以上の高齢者を訪ねて集めたデータを、新井教授が中核となり、
10月に国内の学会で発表した。
テーマは「100歳以上の高齢者の血液」だった。
共同研究者のひとりで、熊本大学大学院生命科学研究部の尾池雄一教授が解説する。
「これまでの長寿研究で、『百寿者』と呼ばれる100歳以上の人は、
糖尿病や動脈硬化の有病歴が一般の高齢者より少ないことがわかっています。
我々はそこから一歩踏み込んで、100歳以上長生きした人のなかで、
何が寿命を分ける要素になるかを研究しました」
平均寿命を大きく上回る100歳まで生存するためには、特定の理由があると考えられる。
だが従来の研究では、その生物学的なメカニズムは解明されていない。
そこで新井教授らの研究チームは、高齢者1427人を「110歳以上」「105~109歳」「100~104歳」
「85~99歳」の4グループに分類し、それぞれ「血液データ」と、「調査時点からの生存期間」を解析。
その結果、100歳を超える超長寿をもたらす「血の秘密」が発見されたのだ。
https://www.news-postseven.com/archives/20211203_1710554.html...
日本で唯一、大規模な長寿研究をしている慶應義塾大学医学部・百寿総合研究センター。
老化のメカニズムや認知症の予防・治療の研究で世界をリードする同センターのなかでも、
この道30年という長寿研究の権威が新井康通教授だ。
全国各地の100歳以上の高齢者を訪ねて集めたデータを、新井教授が中核となり、
10月に国内の学会で発表した。
テーマは「100歳以上の高齢者の血液」だった。
共同研究者のひとりで、熊本大学大学院生命科学研究部の尾池雄一教授が解説する。
「これまでの長寿研究で、『百寿者』と呼ばれる100歳以上の人は、
糖尿病や動脈硬化の有病歴が一般の高齢者より少ないことがわかっています。
我々はそこから一歩踏み込んで、100歳以上長生きした人のなかで、
何が寿命を分ける要素になるかを研究しました」
平均寿命を大きく上回る100歳まで生存するためには、特定の理由があると考えられる。
だが従来の研究では、その生物学的なメカニズムは解明されていない。
そこで新井教授らの研究チームは、高齢者1427人を「110歳以上」「105~109歳」「100~104歳」
「85~99歳」の4グループに分類し、それぞれ「血液データ」と、「調査時点からの生存期間」を解析。
その結果、100歳を超える超長寿をもたらす「血の秘密」が発見されたのだ。
尾池教授が語る。
「高齢者の寿命を決める2つの重要な血液検査の項目が見出せました。
それが『NT-proBNP』と『アルブミン』です。
NT-proBNPは、心臓に負担がかかった際に分泌される“BNP前駆体ホルモン”がもととなる物質です。
心臓の機能が低下している人ほどNT-proBNPの数値が高くなる傾向にあり、
一般に125(単位・pg/ml)以上だと定期的な経過観察が、400以上だと治療が必要とされます。
さらに数値が高い場合は重度の心不全になる可能性もある。人の健康状態を調べる上で重要な指標です」
今回の研究で明らかになったNT-proBNPの具体的な数値は次の通り。
「100歳時点で比べると、100歳から104歳までに亡くなった人の平均値は781、
105歳から109歳までに亡くなった人の平均値は665でした。
一方、110歳以上まで長生きできた人の平均値は217と顕著に低かった。
みなさん百寿者なので心機能が低下することは避けられませんが、
そのなかでも数値が低い人ほどより長生きする可能性が高いことがわかりました。
つまり、100歳を超えて長く生きる人は心臓血管系の老化が遅く、
血液の循環システムを維持できているのです」(尾池教授)
「高齢者の寿命を決める2つの重要な血液検査の項目が見出せました。
それが『NT-proBNP』と『アルブミン』です。
NT-proBNPは、心臓に負担がかかった際に分泌される“BNP前駆体ホルモン”がもととなる物質です。
心臓の機能が低下している人ほどNT-proBNPの数値が高くなる傾向にあり、
一般に125(単位・pg/ml)以上だと定期的な経過観察が、400以上だと治療が必要とされます。
さらに数値が高い場合は重度の心不全になる可能性もある。人の健康状態を調べる上で重要な指標です」
今回の研究で明らかになったNT-proBNPの具体的な数値は次の通り。
「100歳時点で比べると、100歳から104歳までに亡くなった人の平均値は781、
105歳から109歳までに亡くなった人の平均値は665でした。
一方、110歳以上まで長生きできた人の平均値は217と顕著に低かった。
みなさん百寿者なので心機能が低下することは避けられませんが、
そのなかでも数値が低い人ほどより長生きする可能性が高いことがわかりました。
つまり、100歳を超えて長く生きる人は心臓血管系の老化が遅く、
血液の循環システムを維持できているのです」(尾池教授)
●焼肉が大好き
超高齢者の寿命を決定づけるもうひとつの血液数値である「アルブミン」は、
タンパク質の一種で、栄養状態を示す指標のひとつ。
アルブミンの基準値(単位・g/dl)は各種機関によって異なるが、
概ね4以上だと正常値で、3.5以下は低栄養状態の異常値とされる。
「今回の研究では、100~104歳までに亡くなった人の100歳時点でのアルブミン数値は平均3.6でした。
年齢を考えるとこれでもかなりいい数字なのですが、110歳以上まで生きた人は3.92もあった。
しっかりタンパク質を摂ることは健康長寿に直結するということが示唆されました」(尾池教授)
タンパク質を多く含む食べ物といえば真っ先に挙がるのが「肉」だ。
今回の共同研究者のひとりで、百寿総合研究センター元特別招聘教授の広瀬信義医師が出会った百寿者は、
「驚くほど肉好きが多かった」という。
「私は全国の百寿者を20年近く調査してきましたが、その多くは肉中心の食事で、ステーキや焼肉、
とんかつが大好きという人が多かった。
もちろん魚好きがいないわけではなく、当時110歳以上だったある男性は鮎が好物で、
毎年夏になると丸ごと一本食べていると嬉しそうに語っていました。
いずれにせよ、みなさん食事でタンパク質を十分に摂取していた」(広瀬医師)
超高齢者の寿命を決定づけるもうひとつの血液数値である「アルブミン」は、
タンパク質の一種で、栄養状態を示す指標のひとつ。
アルブミンの基準値(単位・g/dl)は各種機関によって異なるが、
概ね4以上だと正常値で、3.5以下は低栄養状態の異常値とされる。
「今回の研究では、100~104歳までに亡くなった人の100歳時点でのアルブミン数値は平均3.6でした。
年齢を考えるとこれでもかなりいい数字なのですが、110歳以上まで生きた人は3.92もあった。
しっかりタンパク質を摂ることは健康長寿に直結するということが示唆されました」(尾池教授)
タンパク質を多く含む食べ物といえば真っ先に挙がるのが「肉」だ。
今回の共同研究者のひとりで、百寿総合研究センター元特別招聘教授の広瀬信義医師が出会った百寿者は、
「驚くほど肉好きが多かった」という。
「私は全国の百寿者を20年近く調査してきましたが、その多くは肉中心の食事で、ステーキや焼肉、
とんかつが大好きという人が多かった。
もちろん魚好きがいないわけではなく、当時110歳以上だったある男性は鮎が好物で、
毎年夏になると丸ごと一本食べていると嬉しそうに語っていました。
いずれにせよ、みなさん食事でタンパク質を十分に摂取していた」(広瀬医師)
肉食動物は癌、心臓病、糖尿病で死ぬんか?
高齢になると「もりもり食べる」が実は正解の理由 やせていると「肺炎」や「骨折」のリスクが急上昇
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E9%AB%98%E...
●世界の高齢者はもりもり食べている
では、骨折や肺炎を防ぎ、サルコペニアやフレイルに陥るのを防ぐため、高齢になった親にどんなことを勧めればいいのでしょうか。
そのもっとも効果的な対策が「しっかり食べて体重を増やすこと」なのです。
私は15年以上、在宅医療の専門家として6000人を超える高齢の患者さんを診てきました。
また、世界各国の高齢者施設を訪ねて、どのように食事や健康を管理しているのかを調べてきました。
そうしたなかでたどり着いた結論が「太っているお年寄りほど健康」ということなのです。
はっきり言って、こんなにも「やせた高齢者」ばかりが目立って多いのは日本だけのようなもの。
世界各地の高齢者施設を訪ねると、たいていどの国でも長生きをしている健康なお年寄りは、
みんなもりもり食べてコロコロと太っています。
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E9%AB%98%E...
●世界の高齢者はもりもり食べている
では、骨折や肺炎を防ぎ、サルコペニアやフレイルに陥るのを防ぐため、高齢になった親にどんなことを勧めればいいのでしょうか。
そのもっとも効果的な対策が「しっかり食べて体重を増やすこと」なのです。
私は15年以上、在宅医療の専門家として6000人を超える高齢の患者さんを診てきました。
また、世界各国の高齢者施設を訪ねて、どのように食事や健康を管理しているのかを調べてきました。
そうしたなかでたどり着いた結論が「太っているお年寄りほど健康」ということなのです。
はっきり言って、こんなにも「やせた高齢者」ばかりが目立って多いのは日本だけのようなもの。
世界各地の高齢者施設を訪ねると、たいていどの国でも長生きをしている健康なお年寄りは、
みんなもりもり食べてコロコロと太っています。
たとえば、中国の上海のある老人ホームでは、平均年齢85.2歳、平均BMIは24.7の元気で自立した高齢者ばかり。
出されていた食事は、肉などの動物性たんぱく質が5品に、油で炒めた野菜が1品、たっぷりのごはんに汁物……。
書き並べただけでかなりボリューミーであることがおわかりいただけると思いますが、
このメニューをおかわりする人も少なくないそうです。
日本の高齢者と比べると、食べている量にかなりの差があることがおわかりでしょう。
また、日本の高齢者の場合、やれ「脂ものの摂りすぎはよくない」とか、やれ「添加物やジャンクなものは避けたほうがい」とかと、
口に入れるものを自己規制してしまっている場合が多いのですが、世界の長寿者は、そんなことあまり気にせず、
自分の好きなものをもりもり食べている傾向があります。
つまり、高齢になってきたら、食事で大事なのは「質よりも量」。
高齢者にとっては、とにかくたくさん食べてカロリーを蓄え、体重を増やしていくほうが健康長寿につながりやすいのです。
出されていた食事は、肉などの動物性たんぱく質が5品に、油で炒めた野菜が1品、たっぷりのごはんに汁物……。
書き並べただけでかなりボリューミーであることがおわかりいただけると思いますが、
このメニューをおかわりする人も少なくないそうです。
日本の高齢者と比べると、食べている量にかなりの差があることがおわかりでしょう。
また、日本の高齢者の場合、やれ「脂ものの摂りすぎはよくない」とか、やれ「添加物やジャンクなものは避けたほうがい」とかと、
口に入れるものを自己規制してしまっている場合が多いのですが、世界の長寿者は、そんなことあまり気にせず、
自分の好きなものをもりもり食べている傾向があります。
つまり、高齢になってきたら、食事で大事なのは「質よりも量」。
高齢者にとっては、とにかくたくさん食べてカロリーを蓄え、体重を増やしていくほうが健康長寿につながりやすいのです。
それに、もりもり食べて、体重や筋肉量をキープしていれば、運動機能をあまり低下させずに済みます。
また、筋肉がしっかり保たれていれば、転倒して骨折をするリスクも小さくなりますし、
嚥下機能もキープされ、誤嚥性肺炎のリスクも小さくすることができます。
さらに、しっかり食べて体重をつけている高齢者は、仮に入院したにしてもあまり衰えることなく自宅へ帰還して、
わりとスムーズに回復できるケースが多いのです。
私の診てきた高齢の患者さんにも、太めの体型の人には、あれこれ病気を抱えながらも健康コンディションを良好に保って
長生きをしてらっしゃる方が少なくありません。
また、筋肉がしっかり保たれていれば、転倒して骨折をするリスクも小さくなりますし、
嚥下機能もキープされ、誤嚥性肺炎のリスクも小さくすることができます。
さらに、しっかり食べて体重をつけている高齢者は、仮に入院したにしてもあまり衰えることなく自宅へ帰還して、
わりとスムーズに回復できるケースが多いのです。
私の診てきた高齢の患者さんにも、太めの体型の人には、あれこれ病気を抱えながらも健康コンディションを良好に保って
長生きをしてらっしゃる方が少なくありません。
もりもり食べるには歯も健康でないとなあ
海外の高齢者の歯も丈夫なのかい?
海外の高齢者の歯も丈夫なのかい?
>>87
実は歯の健康にも、たんぱく質の摂取量が関係しています。
子どものころから「健康な歯や強くて丈夫な骨を作るために、カルシウムを摂りなさい」と言われ、
牛乳や小魚などをたくさん食べてきたという人も多いでしょうが、実は、カルシウムだけでは
丈夫な骨や歯は作れません。
スジ状のたんぱく質があって、そのスジのあいだにカルシウムが付着することによって、
はじめて丈夫な骨や歯が作られるのです。
ビルなどの大きな建物は、鉄筋コンクリートで作られています。
鉄骨だけ、コンクリートだけではもろいので、鉄筋を入れることで補強しているのです。
この鉄筋に当たるのが、たんぱく質です。
歯周病の進行にも、もともとの骨の丈夫さが無縁ではありません。
実は歯の健康にも、たんぱく質の摂取量が関係しています。
子どものころから「健康な歯や強くて丈夫な骨を作るために、カルシウムを摂りなさい」と言われ、
牛乳や小魚などをたくさん食べてきたという人も多いでしょうが、実は、カルシウムだけでは
丈夫な骨や歯は作れません。
スジ状のたんぱく質があって、そのスジのあいだにカルシウムが付着することによって、
はじめて丈夫な骨や歯が作られるのです。
ビルなどの大きな建物は、鉄筋コンクリートで作られています。
鉄骨だけ、コンクリートだけではもろいので、鉄筋を入れることで補強しているのです。
この鉄筋に当たるのが、たんぱく質です。
歯周病の進行にも、もともとの骨の丈夫さが無縁ではありません。
フードファディズム
毎日食う必要は無いよ
トーフとかナットーとか卵魚食ってればオケー
トーフとかナットーとか卵魚食ってればオケー
もう25年くらい肉食ってないけど(それ以前もあんまり食ってないが)、ウエイトトレーニングしたら筋肉付くし、骨も丈夫だよ。
ゴリラは人間にかなり近い生き物だが、あの筋肉は肉食で出来てない。
あと、牛豚も実は人間に8割方近い生き物だ。(ry
ゴリラは人間にかなり近い生き物だが、あの筋肉は肉食で出来てない。
あと、牛豚も実は人間に8割方近い生き物だ。(ry
>>92
>ゴリラは人間にかなり近い生き物だが、あの筋肉は肉食で出来てない。
ゴリラの腸内には、人間の腸内には無い特殊な微生物がおり、植物性の食物(セルロース)を分解して、
筋肉の材料となるアミノ酸を合成する能力があります。
それでも、効率の悪い草食だけで体を維持するためには、肉食の場合よりもはるかに大量の食事量が必要になります。
そのため、ゴリラのオスは、1日に約30kgもの食事をしますし、それだけの量の植物性食物を分解するために、
腸内では多くの微生物が活動し、アミノ酸をはじめとする栄養を大量に分解・吸収しています。
なお、その膨大な食事量を満たすために、野生のゴリラは、1日の活動時間のほとんどを食糧探しと食事に費やしています。
また、ゴリラという種は遺伝子的に筋肉量が多く、一度付いた筋肉も落ちにくいという特性があります。
人間は、運動をやめるとたちまち筋肉が萎縮してしまいますが、ゴリラは運動をしていなくても
筋肉が落ちることはありません。
そのため、ゴリラは人間のようなに筋トレをする必要はなく、生まれ持った多くの筋肉を、
日常生活を送っているだけで維持できるのです。
つまり、人間がゴリラの食生活を真似て筋肉を増やすことは不可能です。
>ゴリラは人間にかなり近い生き物だが、あの筋肉は肉食で出来てない。
ゴリラの腸内には、人間の腸内には無い特殊な微生物がおり、植物性の食物(セルロース)を分解して、
筋肉の材料となるアミノ酸を合成する能力があります。
それでも、効率の悪い草食だけで体を維持するためには、肉食の場合よりもはるかに大量の食事量が必要になります。
そのため、ゴリラのオスは、1日に約30kgもの食事をしますし、それだけの量の植物性食物を分解するために、
腸内では多くの微生物が活動し、アミノ酸をはじめとする栄養を大量に分解・吸収しています。
なお、その膨大な食事量を満たすために、野生のゴリラは、1日の活動時間のほとんどを食糧探しと食事に費やしています。
また、ゴリラという種は遺伝子的に筋肉量が多く、一度付いた筋肉も落ちにくいという特性があります。
人間は、運動をやめるとたちまち筋肉が萎縮してしまいますが、ゴリラは運動をしていなくても
筋肉が落ちることはありません。
そのため、ゴリラは人間のようなに筋トレをする必要はなく、生まれ持った多くの筋肉を、
日常生活を送っているだけで維持できるのです。
つまり、人間がゴリラの食生活を真似て筋肉を増やすことは不可能です。
>>92
>あと、牛豚も実は人間に8割方近い生き物だ。(ry
豚は、消化管の構造で分類すると肉食動物(肉食動物が雑食している状態)なので、
確かに人間に近いと言えます。
一方、牛は、草食動物としてかなり完成されている生き物なので、人間とは大きく異なります。
今から約2,000万年前に、地球上に本格的な草原が出現しました。
草原を埋めた草本類は、セルロース繊維が大変多い植物で、これを主たる食物にして成立したのが、
ウシ、ヤギ、ヒツジなどの反すう動物です。
そして彼らがセルロースを利用するためには、バクテリアの助けが必要です。
反すう動物の代表的家畜である乳牛は、分娩後10ヵ月の間に7,000kgもの牛乳を出します
(最近ではこの量がさらに20,000kgにもなるものもおり、スーパー・カウと呼ばれます)。
7,000kgの牛乳の中には200kgのたんぱく質、250kgの脂肪、300kgの糖、5kgの無機塩類が含まれています。
人間(成人)の体から水分を除くと15kgくらいしかありませんから、これらの数字がいかに膨大かがわかるでしょう。
草しか食べないウシが、なぜ、こんなにたくさんの栄養素を体の外に出せるのでしょうか。
ウシやヒツジなどの反すう動物の胃は4つに分かれています。
本当の胃、つまりわれわれ単胃動物の胃に相当するのは最後の第4胃で、前の3つは、
「反すう」といわれる食物のかみ戻しと、発酵を行なうための仕かけです。
>あと、牛豚も実は人間に8割方近い生き物だ。(ry
豚は、消化管の構造で分類すると肉食動物(肉食動物が雑食している状態)なので、
確かに人間に近いと言えます。
一方、牛は、草食動物としてかなり完成されている生き物なので、人間とは大きく異なります。
今から約2,000万年前に、地球上に本格的な草原が出現しました。
草原を埋めた草本類は、セルロース繊維が大変多い植物で、これを主たる食物にして成立したのが、
ウシ、ヤギ、ヒツジなどの反すう動物です。
そして彼らがセルロースを利用するためには、バクテリアの助けが必要です。
反すう動物の代表的家畜である乳牛は、分娩後10ヵ月の間に7,000kgもの牛乳を出します
(最近ではこの量がさらに20,000kgにもなるものもおり、スーパー・カウと呼ばれます)。
7,000kgの牛乳の中には200kgのたんぱく質、250kgの脂肪、300kgの糖、5kgの無機塩類が含まれています。
人間(成人)の体から水分を除くと15kgくらいしかありませんから、これらの数字がいかに膨大かがわかるでしょう。
草しか食べないウシが、なぜ、こんなにたくさんの栄養素を体の外に出せるのでしょうか。
ウシやヒツジなどの反すう動物の胃は4つに分かれています。
本当の胃、つまりわれわれ単胃動物の胃に相当するのは最後の第4胃で、前の3つは、
「反すう」といわれる食物のかみ戻しと、発酵を行なうための仕かけです。
いちばん前にある「反すう胃」は、500kgのウシで100kg以上もの目方になります。
内容物には1g当たり10~100億という莫大な数のバクテリアが住み着いています。
ウシは盛んに草を食べますが、ウシ自身のために食べているというより、
反すう胃の中にいる膨大なバクテリアのために食べているということができます。
草に含まれる炭水化物はセルロースを含めて、バクテリアのエネルギー源、
さらにはたんぱく質の合成にも使われます。
バクテリアが酸素のない条件で発酵して作る最終産物は、酢酸、プロピオン酸、
乳酸などの有機酸と呼ばれる酸であることは先ほど述べましたが、
ウシはこれらを吸収して、自分の細胞内でミトコンドリアを使って好気的代謝を行ない、
大きなエネルギー(基礎代謝量の70%にも相当します)を得ています。
発酵の結果酸ができますから、反すう胃の中が酸性になって発酵が止まってしまう危険があるのですが、
反すう動物は炭酸水素ナトリウムを含んだアルカリ性の唾液を大量に分泌し、これを反すう胃に注ぎ込んで
内容物を中和しています。
ウシの1日の唾液の量は100~190褄にも達します。
これはウシの体全体の水分量の約半分という、思いもよらぬ大量の水分です。
内容物には1g当たり10~100億という莫大な数のバクテリアが住み着いています。
ウシは盛んに草を食べますが、ウシ自身のために食べているというより、
反すう胃の中にいる膨大なバクテリアのために食べているということができます。
草に含まれる炭水化物はセルロースを含めて、バクテリアのエネルギー源、
さらにはたんぱく質の合成にも使われます。
バクテリアが酸素のない条件で発酵して作る最終産物は、酢酸、プロピオン酸、
乳酸などの有機酸と呼ばれる酸であることは先ほど述べましたが、
ウシはこれらを吸収して、自分の細胞内でミトコンドリアを使って好気的代謝を行ない、
大きなエネルギー(基礎代謝量の70%にも相当します)を得ています。
発酵の結果酸ができますから、反すう胃の中が酸性になって発酵が止まってしまう危険があるのですが、
反すう動物は炭酸水素ナトリウムを含んだアルカリ性の唾液を大量に分泌し、これを反すう胃に注ぎ込んで
内容物を中和しています。
ウシの1日の唾液の量は100~190褄にも達します。
これはウシの体全体の水分量の約半分という、思いもよらぬ大量の水分です。
反すう胃内のバクテリアは、宿主にエネルギー源を供給することはもちろん、
たんぱく質を供給することも行ないます。
多くのバクテリアは、適当な炭水化物があってさらにアンモニアのような窒素源、
また一部のアミノ酸(システイン、メチオニン)に必要な硫酸塩のような硫黄の供給源があれば
すべてのアミノ酸を合成して、菌体それ自身を含めて必要なたんぱく質を作ることができます。
このようにして作られた菌体は、原生動物に食べられたりしますが、そのようなものも含めて相当な速さで
第4胃へと流れ落ちていきます。
第4胃がわれわれの胃に相当していますから、ウシの消化管の中の食物の流れを第4胃を出発点に眺めれば、
ウシは草を食べているのではなく、バクテリア、原生動物などたんぱく質に富んだ食材を丸ごと食べていることになります。
草食動物の進化の歴史をたどると、発酵はまず大腸、盲腸などの消化管の最後部で起こってきます。
ウマなど古い奇蹄類の動物は今でもこのような方式をとっています。
このような動物は消化管の最前部で発酵が起きている反すう動物に比べて決定的に劣るところがあります。
それは発酵しているバクテリアが糞として外に出てしまい、利用できないということです。
つまり、発酵でできた有機酸を吸収してエネルギー源にすることは可能ですが、バクテリアの作った
たんぱく質からアミノ酸を得るためには消化吸収の過程が必要で、消化管の最後の部分で発酵が起きているために、
ウマなどはそれができないということです。
たんぱく質を供給することも行ないます。
多くのバクテリアは、適当な炭水化物があってさらにアンモニアのような窒素源、
また一部のアミノ酸(システイン、メチオニン)に必要な硫酸塩のような硫黄の供給源があれば
すべてのアミノ酸を合成して、菌体それ自身を含めて必要なたんぱく質を作ることができます。
このようにして作られた菌体は、原生動物に食べられたりしますが、そのようなものも含めて相当な速さで
第4胃へと流れ落ちていきます。
第4胃がわれわれの胃に相当していますから、ウシの消化管の中の食物の流れを第4胃を出発点に眺めれば、
ウシは草を食べているのではなく、バクテリア、原生動物などたんぱく質に富んだ食材を丸ごと食べていることになります。
草食動物の進化の歴史をたどると、発酵はまず大腸、盲腸などの消化管の最後部で起こってきます。
ウマなど古い奇蹄類の動物は今でもこのような方式をとっています。
このような動物は消化管の最前部で発酵が起きている反すう動物に比べて決定的に劣るところがあります。
それは発酵しているバクテリアが糞として外に出てしまい、利用できないということです。
つまり、発酵でできた有機酸を吸収してエネルギー源にすることは可能ですが、バクテリアの作った
たんぱく質からアミノ酸を得るためには消化吸収の過程が必要で、消化管の最後の部分で発酵が起きているために、
ウマなどはそれができないということです。
多くのネズミの仲間、ウサギ、コアラなどは大きな盲腸を持ち、そこで発酵が起きていますが、
このような動物は盲腸から出てくる糞を食べます。
この「糞食」は、「盲腸発酵」動物の一般的な性質です。
糞食をする理由は、言うまでもなく発酵していたバクテリアを回収して、バクテリアの作った
たんぱく質を消化してアミノ酸を吸収することにあります。
このように見てくるとウマは、たんぱく質の摂取に大きな問題を抱えた珍しい(古い)草食動物ということができます。
ここまで述べてきたとおり、草食動物はバクテリアを発酵させるために、消化管のどこかが目立った変化を見せます。
そのような観点でヒトの消化管を見ると、ヒトの消化管はイヌやネコのそれと同様に際立った変形はなく、
肉食動物の特徴を備えています。
このような動物は盲腸から出てくる糞を食べます。
この「糞食」は、「盲腸発酵」動物の一般的な性質です。
糞食をする理由は、言うまでもなく発酵していたバクテリアを回収して、バクテリアの作った
たんぱく質を消化してアミノ酸を吸収することにあります。
このように見てくるとウマは、たんぱく質の摂取に大きな問題を抱えた珍しい(古い)草食動物ということができます。
ここまで述べてきたとおり、草食動物はバクテリアを発酵させるために、消化管のどこかが目立った変化を見せます。
そのような観点でヒトの消化管を見ると、ヒトの消化管はイヌやネコのそれと同様に際立った変形はなく、
肉食動物の特徴を備えています。
一部の食育本で有名な俗説に、
「明治時代のベルツ氏の人力車実験から、肉を食べずにお米ばかり大量に食べる方が身体に良いことが証明された」
とか、
「日本人の身体には、肉よりもお米の方が合っている」
というものがあります。
この伝説は、TOSSなど一部教育関係者の間で事実と信じられていますが、実は実験結果の考察ミスであり、
現代の生理学や栄養学の観点からはとっくに否定されています。
しかし、未だに多くの人々が、この明治時代の誤った説を信じてネットなどで広めています。
食育を通じて子ども達に広まってしまえば、むしろ育ち盛りに成長を阻害したり身体を壊してしまうだろうと
心を痛めているこの頃なので、今日はこの話を取り上げたいと思います。
「明治時代のベルツ氏の人力車実験から、肉を食べずにお米ばかり大量に食べる方が身体に良いことが証明された」
とか、
「日本人の身体には、肉よりもお米の方が合っている」
というものがあります。
この伝説は、TOSSなど一部教育関係者の間で事実と信じられていますが、実は実験結果の考察ミスであり、
現代の生理学や栄養学の観点からはとっくに否定されています。
しかし、未だに多くの人々が、この明治時代の誤った説を信じてネットなどで広めています。
食育を通じて子ども達に広まってしまえば、むしろ育ち盛りに成長を阻害したり身体を壊してしまうだろうと
心を痛めているこの頃なので、今日はこの話を取り上げたいと思います。
この実験自体は正しい手順を踏んでいましたが、ここから、
明治時代の「食養会」をはじめとする人達は、
誤った結論を導き出してしまいました。
(ちなみに、食養会とは、大量のお米ばかりを食べ、
野菜等も含めた様々なおかず等を減らすことを勧めた団体で、
特に洋風の食事を禁止しました。その思想は、後の様々な代替医療や
マクロビオティックなどに受け継がれました)
その誤った結論こそが、
「普段からずっとお米ばかり食べて、肉を全く食べない方が、力が出るので身体に良い」
というものです。
しかし、ベルツさんの実験からこのような結論を導くのは論理の飛躍です。
なぜなら、ベルツさんの実験は、
「お米やジャガイモや麦などを食べると、人力車夫という限定的な重労働に従事している間は力が出る」
ということを証明していますが、
「事務職や営業職や軽労働などの人が、"お米ばかり"食べると健康に良い」
なんてことは全く証明していないからです。
しかも、「一時的に力が出る」ということと、
「普段から元気はつらつとして長生きでる」ということは、
全く別次元の問題です。
この人力車夫が元気で長生きできたかどうかは、
ベルツさんの実験からは全く読み取れないのです。
明治時代の「食養会」をはじめとする人達は、
誤った結論を導き出してしまいました。
(ちなみに、食養会とは、大量のお米ばかりを食べ、
野菜等も含めた様々なおかず等を減らすことを勧めた団体で、
特に洋風の食事を禁止しました。その思想は、後の様々な代替医療や
マクロビオティックなどに受け継がれました)
その誤った結論こそが、
「普段からずっとお米ばかり食べて、肉を全く食べない方が、力が出るので身体に良い」
というものです。
しかし、ベルツさんの実験からこのような結論を導くのは論理の飛躍です。
なぜなら、ベルツさんの実験は、
「お米やジャガイモや麦などを食べると、人力車夫という限定的な重労働に従事している間は力が出る」
ということを証明していますが、
「事務職や営業職や軽労働などの人が、"お米ばかり"食べると健康に良い」
なんてことは全く証明していないからです。
しかも、「一時的に力が出る」ということと、
「普段から元気はつらつとして長生きでる」ということは、
全く別次元の問題です。
この人力車夫が元気で長生きできたかどうかは、
ベルツさんの実験からは全く読み取れないのです。
ベルツさんの実験を現代の生理学の知識からひもとくと、
実は、彼の発見した現象はスポーツ生理学でいう
「カーボローディング」だったのです。
カーボローディングとは、長時間のマラソン、水泳、
クロスカントリースキー、ロードレースなどの
有酸素運動の前に沢山のデンプンを食べておくと、
競技の間、ずっと持久力が保たれるという現象ですが、
ここで言うデンプンとは、別にお米に限らず、バナナや、
小麦を砂糖などで固めた食品でも良いのがミソです。
というか、むしろお米のような粒食より、
バナナや粉食のほうが早く力が出ます。
そして、そういった過酷なスポーツの選手でも、
普段の筋肉や健康を保つためには、やはり、
試合がオフの日に、肉、魚、野菜などのおかずも
バランス良く食べることが大切なのです。
では、どうして長時間の激しい肉体労働の時にだけ、
こんな不思議な現象が起こるのでしょうか。
この点について簡単に説明します。
実は、彼の発見した現象はスポーツ生理学でいう
「カーボローディング」だったのです。
カーボローディングとは、長時間のマラソン、水泳、
クロスカントリースキー、ロードレースなどの
有酸素運動の前に沢山のデンプンを食べておくと、
競技の間、ずっと持久力が保たれるという現象ですが、
ここで言うデンプンとは、別にお米に限らず、バナナや、
小麦を砂糖などで固めた食品でも良いのがミソです。
というか、むしろお米のような粒食より、
バナナや粉食のほうが早く力が出ます。
そして、そういった過酷なスポーツの選手でも、
普段の筋肉や健康を保つためには、やはり、
試合がオフの日に、肉、魚、野菜などのおかずも
バランス良く食べることが大切なのです。
では、どうして長時間の激しい肉体労働の時にだけ、
こんな不思議な現象が起こるのでしょうか。
この点について簡単に説明します。
まず、速く走るためには筋肉が激しく収縮と弛緩を繰り返さなければなりません。
筋肉が収縮するには、筋肉を構成している「筋細胞」という細胞の中で「ATP」
という物質が作られなければなりません。
ところがATPは、細胞の中の2カ所でしか作られません。
(1)解糖系。
(2)TCA回路(クエン酸回路とも呼ばれます)を経た呼吸鎖。酸素が必要。
(1)の解糖系は、酸素が無い状態でも(2)の約100倍のスピードでATPを作れます。
ですから、激しい運動が長く続く時は、血管から筋肉への酸素供給が追いつかなくなって
(2)が働かなくなり、(1)の解糖系だけがATPを供給するのです。
しかし、解糖系でATP作りの原料に使えるのはグルコースとグリコーゲンだけです。
デンプンは食べると消化されてグルコースになるので、試合前に沢山デンプンを食べておけば、
筋肉中の酸素がなくなっても解糖系がどんどんATPを作ってくれます。
だから猛スピードで走れるのです。
筋肉が収縮するには、筋肉を構成している「筋細胞」という細胞の中で「ATP」
という物質が作られなければなりません。
ところがATPは、細胞の中の2カ所でしか作られません。
(1)解糖系。
(2)TCA回路(クエン酸回路とも呼ばれます)を経た呼吸鎖。酸素が必要。
(1)の解糖系は、酸素が無い状態でも(2)の約100倍のスピードでATPを作れます。
ですから、激しい運動が長く続く時は、血管から筋肉への酸素供給が追いつかなくなって
(2)が働かなくなり、(1)の解糖系だけがATPを供給するのです。
しかし、解糖系でATP作りの原料に使えるのはグルコースとグリコーゲンだけです。
デンプンは食べると消化されてグルコースになるので、試合前に沢山デンプンを食べておけば、
筋肉中の酸素がなくなっても解糖系がどんどんATPを作ってくれます。
だから猛スピードで走れるのです。
しかし、その反面、「走る」という動作を可能ならしめる「筋肉」という組織を養うためには、
やはり肉などの動物性食品から十分なたんぱく質を摂ることが不可欠なのですが、お米には
たんぱく質は少量しか含まれおらず、しかも植物性たんぱく質なのでアミノ酸スコアも低く、
体内での利用効率も悪いのです。
働き盛りの男性肉体労働者は、1日に約3000キロカロリーか、それ以上の熱量が必要です。
ベルツ氏の実験に参加した人力車夫は、それに見合う大量のお米を食べ、デンプンを解糖系で燃やして、
残ったたんぱく質で筋肉を維持していたと考えられます。
しかし、仮にお米ばかり食べていたとすれば、たんぱく質合成に不可欠な「リジン」というアミノ酸が
お米にはほとんど含まれていないため、次第に筋肉が細くなって走れなくなり、しまいには廃業せざるを
得なくなったでしょう。
やはり肉などの動物性食品から十分なたんぱく質を摂ることが不可欠なのですが、お米には
たんぱく質は少量しか含まれおらず、しかも植物性たんぱく質なのでアミノ酸スコアも低く、
体内での利用効率も悪いのです。
働き盛りの男性肉体労働者は、1日に約3000キロカロリーか、それ以上の熱量が必要です。
ベルツ氏の実験に参加した人力車夫は、それに見合う大量のお米を食べ、デンプンを解糖系で燃やして、
残ったたんぱく質で筋肉を維持していたと考えられます。
しかし、仮にお米ばかり食べていたとすれば、たんぱく質合成に不可欠な「リジン」というアミノ酸が
お米にはほとんど含まれていないため、次第に筋肉が細くなって走れなくなり、しまいには廃業せざるを
得なくなったでしょう。
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スレッドタイトル:動物性食品を食べると病気になる