腕立て伏せでいえば、10回楽にできるようになったら20回、それも楽にできる
ようになったら30回…50回…100回…と「回数」だけを増やして行っても、
筋力の向上や体型の変化は、ごく早い段階で頭打ちになり、あとは延々と
現状を維持するだけの義務的な作業になってしまって進歩する喜びを得られないので、
確かに精神的にダルくもなるでしょう。
その点、バーベルやダンベルなら、プレートを追加することによって、また、
マシンなら、ピンの位置を変えることによって、いとも簡単に、かつ、
個々の筋力の伸び具合に合わせて適切に負荷を増やして行くことができます。
そして、成長期を終えた大人にとって、日々、身体(筋肉)が大きくなり、
力も増していくという感覚は、他の趣味やスポーツでは得難いものであり、
多くの人が筋トレにハマる要因となっています。
継続的に強くなっていく自分を実感できれば、筋トレはダルいどころか、
この上ない快楽になります。
自重トレで身体を作ったようなイメージを抱かれているブルース・リーも、
実はバーベルやダンベルのみならず、アメリカからトレーニングマシンや
ボディビル雑誌を取り寄せてまで、器具を使ったウエイトトレーニングを
熱心に研究し、実践していました。
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