●おこげを食べるとガンになる…×
確かに、焼き魚の皮の焦げからは数種類の発がん物質が見つかっているが、
含まれている量は非常に少ないので気にしなくて良い。
毎日1トン以上の焼き魚を100年間食べ続けなければ、がんは発生しない。
●アツアツの物を食べるとガンになる…○
熱い飲食物(65度以上)を熱いままの状態で食べると、食道がんのリスクを
『ほぼ確実』に上げると言われている。
実際、日本で行われた調査では、熱い飲食物を好む人やよく摂る人が
食道がんになりやすいというデータが複数ある。
イランで約5万人を対象にした調査でも、ぬるいお茶を飲んでいる人に比べ、
とても熱いお茶を飲んでいる人は、食道がんのリスクが「約8倍」高かった
との結果が出ている。
なぜ熱い物を好む人は食道がんになりやすいのか。
それは、のどや食道の粘膜に「炎症」が起こっているからである。
熱い物が好きな人は、口の中やのどに、常に軽度の『火傷』を起こしている。
火傷=炎症が起こると、細胞の再生が行われるが、その過程において、
細胞が突然変異を起こし、がんに変化すると考えられている。
当然、細胞の再生回数が増えれば増えるほど、がん化が起こりやすくなる。
そのため、熱い物を食べ過ぎると、口腔、咽頭、食道のがんのリスクが上がる。
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