インスリン抵抗性が高まったりインスリンの分泌が低下したりして、血中の糖がなかなか細胞に取り込まれないと、
すい臓は「もっともっと糖を取り込むように!」と頑張ってたくさんのインスリンを分泌します。
そうすると、次第にすい臓が疲れていって、インスリンの分泌も悪くなってしまう。
そうして、糖尿病の末期にはインスリンがほとんど出なくなるので、インスリン注射が必要になっていくのです。
●糖質の多い食事は血糖値を上げる
ですから、「なぜ血糖値が上がるのか」といえば、糖質の多い食事を摂っているから。
そして、インスリン抵抗性が高まって、血糖値をスムーズに正常値まで戻すシステムが
うまく働いていないからです。
では、インスリン抵抗性はなぜ起こるのかというと、いろいろな原因が絡み合っています。
体質的にインスリン抵抗性が起きやすい人もいますし、肥満や運動不足、高脂肪食、
ストレスも原因になります。
ストレスを少しも感じていない人なんていないでしょうし、若い頃よりも体重が増えた人、
肉食中心でつい脂肪の多い食事になりがちな人も多いでしょう。
また、「運動は十分にやっています」と自信をもって言える人は、どれだけいるでしょうか。
インスリン抵抗性というのはすごく身近な問題で、食後に血糖値の急上昇を起こす人には
このインスリン抵抗性があることがほとんどです。
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