90年代以前は包皮が陰茎癌のリスクを高めると考えられており、
宗教的動機がなくとも割礼はしたほうが良いとする学説が存在した。
高須はこの学説と、留学中に見たユダヤ教徒の割礼率の高さから“商機”を感じ取り、
日本でも成人男性に対する割礼(包茎手術)を推進。
TVや雑誌で行ったマーケティングの影響で、大盛況となった。
このマーケティングは巧妙を極め、日本全国に健康な包皮(所謂「仮性包茎」)も
切らないと恥であるという価値観を定着させたという。
高須は韓国にも技術指導していたので、高須の影響により韓国での徴兵時の身体検査で
包茎チェックが必須項目になった。
簡単に手術が出来る方法を考案し、1日300人の包茎手術をしたこともあった。
レーザーメスで包皮を焼く匂いがビルに充満し、他のテナントより「人を焼く匂いがする」
と苦情が来たり、火災警報器が作動したりすることもあった。
しかし、包茎手術に依存しての経営は高須の本意ではなく、ブームの終了と共に
女性向け美容整形への移行に腐心することになる。
その後、割礼の弊害と包皮の利点が明らかになるにつれ、
いたずらに日韓の男性を貶めたのではないかとの非難が起こるが、
当時はあくまでも健康上望ましいと信じられていたことには留意すべきである。
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