結婚したかった。
子供が欲しかった。
でも、いっぱい頑張ったけどできなかった。
お父さん、お母さん、孫を見せられなくてごめんなさい。
○○(私の名前)いつも一緒に居てくれてありがとう。
いつも○○ちゃん(娘の名前)と遊ばせてくれてありがとう。
○○(妹さんの名前)お父さんとお母さんをよろしく。
「頑張った」という部分が涙が落ちて滲んでいた。
私は立っていることができず、その場にうずくまって親族の方々が居る前で大声で泣いてしまった。
私は旦那に抱えられるようにして仮通夜を行っていた彼女の実家から帰宅した。
私は、彼女が旦那を貸してくれと言った時の事を思い出していた。
どんな気持ちで言ったのか。
泥酔して号泣しながらでなければ頼めなかった頼みごと。
それを私は冗談だと思って流してしまった。
私が旦那を貸していたら彼女は自殺なんてしなかったのか。
彼女に子供さえ居たら自殺するような事は無かったんじゃないか。
そのために旦那を貸せばよかった。
私はあの時のことを後悔した。
見ず知らずの女性じゃない。
相手は親友。
子供ができてからも一生懸命育てるだろうって事は予想できた。
貸したからって私の旦那を取るなんて事もしないだろう。
取ろうと思えばいつだってできたし、わざわざ私に許可を求めたって事はやっぱり子供が欲しかっただけだったんだろう。
だから浮気とかじゃなく、子供を作るためだけに旦那を貸せばよかった。
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