「ヤマザキ」が“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/1893... ・・・
●「コスト削減のための使用」はデマ
臭素酸カリウムを使った場合のベネフィット、つまり品質向上について、山崎製パン側は「非常に大きい」と言います。
消費者モニターによるテストの結果が、同社のウェブページで示されています。
全体的なおいしさ/香り/うまみなど、すべての項目で2月までの製品を上回りました。
どうせ、同社が恣意的に調査した、とは思わないで。
某生協で職員が試食した結果も、臭素酸カリウムを使った方がしっとりしておいしい、という結果だったそうです。
私も食べてみましたが、たしかにレベルアップしたように感じました。
実際のところ、臭素酸カリウムの効果は、以前に使ったことのあるベテランのパン職人の間では常識です。
私も複数の有名店オーナーから「昔は、臭素酸カリウムを使ってよいパンが作れたんだよ」と聞かされた経験があります。
山崎製パンだけが主張しているわけではないのです。
「臭素酸カリウムを使うのは、山崎製パンが製造コストを下げるため」というSNSなどにあふれる情報も、デマです。
臭素酸カリウムは、代替機能を持つビタミンCや酵素製剤よりも高価。
さらに、同社は添加物としての品質をチェックし、パン製造でも厳しく工程管理しながら用います。
同社の深澤忠史・専務取締役(生産統括本部長)は、「間違いなく、臭素酸カリウムを使った方がコストは上がります」と説明します。
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