実際には、丸山ワクチンは臨床の現場での評価は低い。
体感的には実感できないものの統計的には効果があるのかもしれないが、そうだとしても、
日本医科大学や製薬会社はなぜエビデンスを出さないのであろう。
たとえば、丸山ワクチンを投与された人の「切除不能進行胃癌の生存期間の中央値」は出せるはずだ。
一般的には数ヶ月、化学療法を使用しても1年前後である。
これがたとえば、丸山ワクチン群で15ヶ月です、なんてことになれば、それなりのインパクトがある。
比較試験ではないから効果の証明にはならないが、傍証にはなる。
そもそも、1983年以降、なぜ比較試験がほとんどなされていないのか。
もし効果が証明されれば、製薬会社は莫大な利益を得ることができる。
にも関わらず、積極的にエビデンスを出そうとしないのは、製薬会社も丸山ワクチンに効果があるとは
本気で思っていないのだろう。
少なくとも、比較試験を行って「効果なし」というヤブヘビな結果が出るリスクのほうが、
効果が証明されたときに得られる利益より大きいと考えているようだ。
このまま何もしなければ、「有償治験薬」という形で一定の売上は保障されている。
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