妻「検査入院の最終日にお医者さんが『精神科へ行きなさい』と。『心臓が悪いんじゃないんですか』って聞いたら、
『心臓は“心の臓”ですよ』。頭と胸の痛みがつながっていたんです」
夫「以前にも本で調べて、不調の原因にうつ病を疑っていたんだよね」
妻「でもその時は、病院行こうって気持ちには全然ならなかった。怒られると思ってたんですよ。
『あんたの甘えだ! もっとひどい状態の患者さんだっているのに』って。
だから、初めて病院で『これはうつですね。今までさぞつらかったでしょう?』って、言葉を聞いたとたん、
うわぁーって涙が止まらなくなって、まるで子どもみたいに声を上げて泣きました」
夫「10年ぐらいの間にいろんなことがあったから」
妻「その場で抗うつ薬と精神安定剤を飲んで帰宅したんですが、病院からの道すがら、風景に色が戻ってくるのがわかるんですよ。
『あ、空が青い。木が緑だ。ドトールの看板が黄色い!』。それまで、目にしている景色がモノクロに見えていた。そのことにさえ気づいていなかった。
あの体験は本当に不思議でしたね」
https://dot.asahi.com/wa/2015022700061.html?page=... -------------------------------------------------------------
ちなみに、「夫」…柄本明/「妻」…角替和枝だけど、まさに、
>>50や
>>51、
>>55等で指摘されているような事情で、
うつ病だと気付かなかったり受診を躊躇してしまったりしたみたいだね。
やはり、早期発見や早期治療に持ち込むことが意外と難しい病気なんだね。
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