>>9 確かに炭水化物の摂取量にきれいに比例して食後の血糖値が上昇します。
そして、それは炭水化物の摂取時にのみ生じ、脂肪の摂取などとは無関係なことが
近年の研究で明らかになりました。
かつては「糖質は100%血糖に変わり、たんぱく質は約50%が血糖に変わり、
脂質は10%未満が血糖に変わる」と信じられており、米国糖尿病学会が発行する
『Life With Diabetes』にも、そのように記載されていました。
しかし、2004年版以降の同書では、「食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は
100%血糖に変わり、たんぱく質・脂質は血糖に変わらない」という記述に変化しており、
1997年版にあった「たんぱく質・脂質と血糖」に関する記載は全て削除されています。
長年、肥満や糖尿病の原因として濡れ衣を着せられてきた脂質も、もちろん消化・吸収後は
血液内に入りますが、こちらは血糖値を上げて過剰なインスリン分泌を促すことも、血管を
害することもなくエネルギーとして消費され、また、過剰に摂った分は消化器での吸収が止まって
体外に排泄されるようになっています。
一方、炭水化物は過剰に摂れば中性脂肪に変わって身体に蓄えられてしまいます。
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