http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=a... ■準備を怠らず まずは防寒対策を。寒さを感じると血管が収縮し血圧が上
昇、心筋梗塞などを引き起こす可能性がある。「血圧は年齢とともに上昇し、75
歳以上の最高血圧の平均は160〜170。そこに寒さを感じると、200を超す場
合もある」(村上医師)。また、冷たい空気を吸い込むと気管にも影響が出る。ぜ
んそくを誘発することもあるので、マスクなどで対策を。
作業を始める前には、準備体操で体を慣らすことも大切だ。特に起床直後の雪
かきは、体の調節機能が目覚めておらず危険。通常でも朝は心筋梗塞や脳梗
塞を起こしやすい時間帯でもある。
■多量の汗 作業で多量の汗をかき体の水分が不足すると、血液の流れが悪
くなり脳梗塞や心筋梗塞の原因になることも。事前にお茶を飲むなど、水分をこ
まめに摂取することが重要だ。
■無理は禁物 いったん作業を始めると、つい時間を忘れて夢中になってしまう
が、力むと血圧と脈拍が上昇するので無理は禁物。雪を少量ずつ運んだり、作
業時間を短く休憩を入れるなど、体の負担を減らして。目安は会話ができる程度
の運動量。
また、雪や汗でぬれた服を着たままだと体温が奪われる。「体温の調節能力
の低いお年寄りは、肺炎などになりやすいため、作業後は直ちに乾いた衣服に
着替えてほしい」と村上医師は話している。
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