ハーバード大学自然人類学教授、ダニエル・リーバーマン博士によると、
・現在われわれを苦しめる足や膝のケガの多くは、じつは靴を履いて走ることに原因がある。
・靴は足を弱くし、オーバープロネーション(足が内に傾くこと)を招き膝に問題を生じさせる。
・1972年にナイキが現代的なアスレチックシューズを発明するまで、人々はきわめて薄い底の
靴を履いて走っていたが、彼らの足は強く、膝の負傷率ははるかに低かった。
・人は何千年も靴なしで過ごしてきた。
靴に矯正機能を加えるほど、過剰に足の機能を補うことになる。
・自然な動きを阻めば他の部位に悪影響が及ぶ。
バイオメカニクス上の問題がある人は全体の2-3%にすぎない。
・論理的に考えたら医学・科学の発展に伴い負傷率は激減しているはず。
しかし、アキレス腱の障害は70年代に比べ10%増加。
・ランニングシューズがケガの予防に役立つという証拠はない。
・クッション付きの靴が出るまでは、ランニングフォームはどの時代も同じだった。
背筋を伸ばし、膝を曲げ、腰の真下で足が地面を後ろにかくようにして走る。
・現在も裸足で走る少数民族の走りは違う。
推進と着地の間、彼らの足の可動域はずっと広く、つま先をよく使う。
彼らの足は収縮し、広がり、開かれ、地表を掴む。
だから、オーバープロネーションはしにくく、衝撃を分散しやすい。
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