●「ととのう」は「脳への血流が減ったことによる気絶状態」法医学者が指摘する、サウナに潜む“死の危険”
「え!? こんなことで?」
これまで5000体以上の遺体を解剖してきたという法医学者の高木徹也さん。
近年「まさか」と驚くような原因で亡くなる高齢者の遺体に出会う回数が
増えてきているという。
ここでは、高木さんの著書
『 こんなことで、死にたくなかった: 法医学者だけが知っている高齢者の「意外な死因」 』
(三笠書房)より一部を抜粋。
サウナ人気が高まり、一般的になった「ととのう」という言葉。
しかし、そこには“死の危険”が潜んでいるかもしれない――。
●サウナで死ぬ
今や世間は空前のサウナブームと言っても過言ではないでしょう。
サウナはフィンランドが発祥とされています。
日本では、1792年、北海道根室の海岸で、寒さをしのぐために
フィンランド式サウナを作ったのが始まりだそうです。
サウナ浴は、80度以上のサウナ室に入り、身体が温まったら外に出て
冷水風呂に浸かることを繰り返す「温冷交代浴」が一般的。
温熱効果による血管の拡張と血流の活性化、心肺機能の向上、発汗による美肌効果、
代謝を高めることによるダイエット効果、ストレス解消による精神的リラックス効果、
温冷交代浴による自律神経の活性化など、効能はたくさんあります。
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