●芸能人は適応障害になりやすいのか
深田さんに限らず、「芸能人は適応障害になりやすい」と言われるいくつかの背景があります。
まず仕事では、内容・場所・人間関係などが変わりやすいうえに、「多くの人々が関わるため緊張感が高く、
個人のストレスが軽減されないまま長期化しやすい」こと。
次にプライベートでも、人々の注目を集め、記者から追いかけられるのがつらいところです。
私が知る限り、深田さんのように医師の診断を受けて、所属事務所が公表できる人ばかりではありません。
主に俳優やアーティストの中には適応障害と公表しないだけで、「充電」「インプット」「留学」「リフレッシュ」
「創作活動」などの言葉を掲げて休みを取り、心身の回復に努める人がいると何度か聞いたことがあります。
前述したように、適応障害はストレスの原因を取り除けば症状が改善されることが多いため、結果的に公表せずに済むのでしょう。
たとえば、5月19日放送の「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演した山田孝之さんは、
適応障害とは言ってないものの、「20代前半のころ、4年くらいうつ状態だった」ことを明かしていました。
当時の山田さんは、映画『電車男』『手紙』、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」「H2~君といた日々」
「白夜行」「タイヨウのうた」(いずれもTBS系)などで主演を努めていたころ。
環境変化の大きさや心身への負担は、われわれの想像を超えるものがあったのではないでしょうか。
返信する